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2018.5.4

アトピー性皮膚炎の新薬・デュピクセント

こんにちは。GWの前半は仙台まで学会に参加してきました。臨床皮膚科医会総会です。どちらかというと開業医さんが多く参加される学会です。

 

 

例年学会では新薬や新技術が発表されますが、今年の目玉はコレ。アトピー性皮膚炎ための新薬「デュピクセント」。注射剤です。

 

 

 

少し難しいお話になりますが、細菌等からの攻撃から生体を防御するシステム「免疫」には免疫を担当する様々な細胞同士の連絡のために細胞伝達物質サイトカインという物質が働いています。

 

サイトカインはとてもたくさんの種類があるのですが、その中でもIL-4とIL-13というサイトカインがアトピー性皮膚炎の病態に深く関与していることが研究でわかっています。

 

これらを抑えたらきっとアトピー性皮膚炎は良くなるに違いない、という考えで現在まで研究開発が続けられてきましたが、その成果としてこのたびIL-4とIL-13の働きを抑制するお薬が登場しました。

 

それが「デュピクセント」です。

 

 

 

その効果は素晴らしく(臨床治験の結果ですが)、

 

16週の使用で元の症状が50%消失した人の割合が約8割、75%消失した人の割合が約7割、90%消失(ほとんど消えた状態)した人の割合が約4割、

 

だそうです。

 

気になる薬の副作用ですがデュピクセントの副作用は大変少ないようです。頭痛やアレルギー性結膜炎がそれぞれ数%程度起きるようです。

 

投与方法は「皮下注射」で2週間ごとの投与となります。ただし外用剤がいらなくなる、というわけではありません。

 

またこの注射でアトピー性皮膚炎が「完治」する訳ではありませんのでくれぐれもご注意ください。デュピクセントは外用剤ではコントロールできないしつこいかゆみや皮疹を消失あるいは軽減させる、というお薬です。アトピーが完治する薬や方法は世界中を探してもありませんので誤解なきようお願いいたします(もしもあったら世界中の医者が使います!)。

 

デュピクセントの価格ですが、その効果の反面なかなか高価であります。1本を注射するコストは保険3割負担の方で約2万5千円です。

 

初回だけ2本皮下注射が必要で、あとは2週間ごとに1本を皮下注射します。

 

日本ではありがたいことに治療にかかったお金はあとで医療費控除が受けられますし、1ヶ月の医療費が高額になってしまう場合には高額医療費制度が利用できますのでこちらも参考にしてください。またお勤めの会社の健康保険組合によっては月々の医療費の支払い額の上限が決められているところがあります。一例ではありますが愛知県ですとトヨタ系企業の健康保険組合の多くは月々の医療費の自己負担の上限が2万円までと定められています(それ以上かかった分は還元される)。ご加入の健康保険組合にご自身でお問い合わせください。

 

 

 

デュピクセントはかゆみで苦しんでいる中〜重症のアトピー性皮膚炎の方にとって福音となるお薬です。

 

注:GW明けからデュピクセントによる治療を開始しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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