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2019.9.25

アミロイド苔癬がよく治る方法。その治し方とは。

アトピー性皮膚炎の方などで慢性の痒みがあり、局所をずっと掻いていますと「アミロイド苔癬」という皮膚の状態に変化してしまうことがあります。

 

 

写真のようにブツブツ、ザラザラした皮膚の状態になります。痒みもあってしかも皮膚がザラザラしてくるため患者さんのQOLを大変下げてしまいます。

 

アミロイド苔癬の常識的な治療法は「強いステロイドを外用する」です。

 

ただしステロイド外用剤を強くしていっても治療には抵抗性であることが多いです。ステロイドに抵抗性の場合、紫外線療法やシクロスポリン内服を行うことがあります。

 

ここまではどこでもやっているような治療です。

 

 

咲くらクリニックでは8年ほど前、偶然このアミロイド苔癬をとても簡単なお薬の組み合わせで改善させる方法を発見しました。

 

発見につながった患者さんは背中のアミロイド苔癬の方でした。例によって強いステロイド外用剤で苔癬をやっつけようとしていたのですがどうにも外用剤で副作用が出てしまいます。

 

そこでずっと弱いステロイドに変え、さらにもう一つお薬を加えたところ、

 

数週間後に診たらあれほど頑固だったアミロイド苔癬が小さくなっているではないですか!

 

これは良いかも、ということで他のアミロイド苔癬の患者さんにも同様の処方を試してみたところ、次々に苔癬が平坦になっていきます。

 

それ以来、アミロイド苔癬には上記の2つのお薬を処方することにしています。

 

ごく稀に効きづらい方がいらっしゃいますが多くのアミロイド苔癬の患者さんが効果を実感する治療法です。

 

ただし苔癬の隆起が大きすぎる場合や、アトピーのコントロールが悪い場合はこの軟膏療法は効きません。この場合はデュピクセント注射をお勧めしています。

 

2つお薬を使用するのでどちらの薬が主に効果を発揮しているのか、あるいは両方の相乗効果で治っているのかはまだ判明していませんがいろんな患者さんに伺ったところ

 

どうやらステロイドではない方のお薬が効いているような感触です(まだ完全な確証は得られていませんが)。

 

この治療法ではほとんどのアミロイド苔癬の患者さんがほぼ平坦になるまで治ります。

 

どこの病院にでも置いてある薬を2つ外用するだけで、です。

 

実は、上記の写真は当院の外用療法でアミロイド苔癬が一度平坦になったのですが、しばらく外用していなかったら再発したということで再度受診された患者さんに許可を得て撮影させていただいたものです。

 

お話を伺うと外用療法はとても効果があったとのこと。ただ外用をやめたらまだ出てきてしまったとのことです。

 

60代男性。前腕のアミロイド苔癬

上記外用治療後2ヶ月。

色素沈着は残っていますがほぼ平坦になっています。

 

 

 

上記の外用療法は従来のアミロイド苔癬治療の常識を覆すような治療結果です。

 

医療現場では教科書からではなく患者さんから教えていただくことの方が多いなと実感したケースを紹介させていただきました。

 

また新しい発見をすべく明日からも診療を頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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