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2019.1.12

医者の時間外労働の上限は年2000時間!ついでに医師の給料のリアル。

先日、医師の働き方改革の一環で医師の時間外労働時間の上限が決まったそうです。

 

なんと時間外労働の上限は年間2000時間!この決まりは2035年までだそうです。(えらく長いな)

 

年間2000時間とはざっと月に168時間です。これは過労死ライン(80時間)の2倍という時間です。地方では医師不足が深刻だから、だそうです。

 

 

相変わらず世間では医学部人気は続いているようです。なぜでしょうか?給与が高いから?それとも資格が得られるから?医学部の偏差値が高いから?しかし医師の勤務実態はかなりブラックです。

 

 

今日は一般に医者は高給取りと思われている世間の誤解を解くべく医師の給与事情についてお話したいと思います。

 

医師の給与は、僕が医者になった頃「ここ20年くらい医者の給料は変わってないよ」と先輩に言われました。それからもう軽く20年は経っていますが相変わらず医師の給与レベルはほとんど上がっていません。

 

正直、医学部に進学できるくらいの能力をもっている人でしたらトヨタさんや商社など給与レベルの高い会社に勤めた方がよほど待遇が良いです。勤務医の場合、50代でも年収1200~1500万程度でそれ以上は上がりません。

 

一流企業の部長さんクラスだと年収2000万もあるそうですが勤務医では年収2000万などほぼありえません。ただし電車も通っていないような地方病院ならありえます。都会ではまずありえません。

 

事実、有名商社勤務などのほうが同年齢ではよほど年収が高いですね。僕の友人にも在京の有名商社に勤めているのがいますが同年代の勤務医よりよっぽど年収が高いです。しかも医者ほど勤務時間長くない。。

 

医師の年収1000万といっても当直やら残業やら休日出勤をやりまくった挙句の年収です。普通の9時−18時の勤務では絶対にもらえません。少なくとも平日9時-21時は間違いない。もちろん夜は呼ばれたら行くし休日も出勤。僕の年収が高い時は残業は月100時間を越していました。おまけに80時間以上の残業代はもらえませんでした。

 

医者の給与は確かに30年前、40年前の日本では本当に高給だったと思いますがそれからずっと給与が上がっていませんので今ではすっかりその働きに見合わない給与になっています。

 

先にお話した、年収で1000万以上もらえるのは〇〇市民病院などの一般病院の話であって、それが大学病院になりますと年収300~500万円程度です(これは手取り額ではない)。下手すりゃ年収ゼロの無給医なんていうのも大学にはいます。信じられないかと思いますが本当にその程度なのです。それではとても足りないのでみんなバイトをして生活費を稼ぎます。当たり前ですがバイトは休日を返上してやります。

 

僕が開業前に大学病院に勤めていた時は例にもれず休日に生活費を稼ぎに出ていましたのでたった月に1度、日曜日の午後だけがお休みでした。(妻から聞いた話)

 

それに一般企業では当たり前の福利厚生なんていう言葉はどこの世界のことやら。病院から病院の異動すらも自腹だったりします。僕も大学の医局の命令でほぼ1−2年に1回勤務地が変わり引越しをしていましたが引越し代が出たのは地方病院に勤務することになった1回だけ。あとは全部自腹でした。

 

 

医者の仕事ははっきり言ってブラック企業です。昔3Kなんて言う言葉が流行りましたが、医者の仕事はきつい、汚い、危険、苦しい、帰れない、休暇が取れない、給料安いなど3K以上のK言葉がぴったりです。好きでなきゃこんな仕事できません。

 

そんな仕事でも進んでなりたいといってくださる若い学生さんたちはありがたい存在です。しかし現実に医師になった途端、その重労働のために夢はもろくも崩れてしまったりするのです。最近はあまりの労働環境の過酷さから現場からドロップアウトする若い医師も多いと聞きます。

 

医師の仕事とはいまの若い方にとっては能力に見合わない給与のうえに体力的に相当キツい職業になりつつあります。こんな勤務実態の医師稼業ですが今の医学部人気は一体いつまで続くのでしょうか?

 

 

ついでにyahooニュースから。興味深い記事がありました。ご参考までに。

https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20190112-00110967/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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