今日も咲くらで

院長ブログ

2018.06.12

尋常性白斑

紫外線療法

尋常性白斑の光線療法。ひと工夫で治療成績アップ中。

当院には紫外線治療器がひい、ふう、みい、と数えていくと5台。

 

紫外線治療器とはアトピー、乾癬、白斑、掌蹠膿疱症などなど、難治性の皮膚炎症性疾患の治療を行う機械です。

 

クリニックとしてはたくさん所有しているほうです。だいぶ?。

 

さて、最近凝っているのが尋常性白斑の紫外線治療です。

 

数年前、白斑の治療成績が思わしくなく、治療が手詰まり気味で「やっぱり手術なのかなあ」と思い始めて皮膚移植治療の準備をはじめていた頃、

 

皮膚科光線療法の会という紫外線治療を専門に議論する少しマニアックな会に出席して聴講しておりましたところ、某先生の講演を参考にひらめいたことが。

 

それは2機種同時照射です。

 

白斑をなんとかよくしたい、とすがる思いでやり始めましたが、これがなかなか成績が良いのですね。懸念された有害事象もなし。

 

(手間は2倍かかってしまいますが)

 

停滞気味だった白斑治療に道が開けた気がしています。

 

現在治療データをためているところです。

 

秋くらいの学会ではお話できるかと思います。日々精進の毎日です。

 

 

 

 

 

 

 

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