今日も咲くらで

院長ブログ

2018.12.10

ピコレーザー

刺青・タトゥ治療

学会/講演会

今年最後の講演活動。大阪でピコレーザーPicoWayとCO2REの講演をしてきました。

土曜日の夜は当院の忘年会でした。とは言っても年を忘れてしまうほど能天気にはなれず。まだまだ年末までお仕事が山積みだからです。

 

盛り上がる会場を早めに失礼して、日曜日の朝から大阪入り。今年最後の講演を行ってきました。

 

 

今年最後の講演は当院所有のピコレーザーPicoWayとフラクショナル炭酸ガスレーザーCO2REの2本立て。

 

ピコレーザーは現在のところ皮膚用レーザーとしては最新テクノロジーのレーザーです。

 

現在皮膚用の治療器はレーザー、IPL、超音波、高周波、赤外線などおよそ人体に有効だと考えられる電磁波は全て利用されています。もう出尽くしたと言っても過言ではありません。

 

すなわち最新機種といえども既存の機種の焼きなおしであったり、複数の電磁波の組み合わせであったり、照射方法が少し工夫されていたりするだけです。

 

その中でも業界にとって革新的と言えるのがピコレーザーです。今までのQスイッチレーザーではパルス幅がナノ秒の世界だったのですがピコレーザーではパルス幅がピコ秒の世界に突入しました。

 

ピコレーザーの登場で一番恩恵を受けたのが刺青の除去です。詳しい機構を書いているといくら紙面があってもたりませんので省きますが今までのQスイッチレーザーでは恐ろしく回数がかかっていた刺青の治療がピコレーザーでは(柄にもよりますが)およそ5回から10回程度で治療が終わるようになりました。

 

愛知県で一番最初にピコレーザーを導入して刺青タトゥの治療をはじめたのは咲くらクリニックです。以来研究しながら数多くの症例を治療してきました。患者さんから一番多く質問を受けるのが治療回数ですが、治療回数を決めている主な要素は何と言っても色の濃さです。色が濃いと10回以上軽くかかってしまいますが、色が薄い場合ですとほんの数回の治療で終わることもしばしばです。ですから見積もりに来られた患者さんには実際の刺青の柄や色調を見せていただいておおよその予想治療回数をお話しさせていただいています。ちなみに和柄は取れやすい傾向にあり、洋物の柄は取れにくい傾向にあります。

 

シミ治療やリジュビネーションにもピコレーザーは貢献しています。薄いシミにはピコレーザーはよく反応します。ピコレーザー照射後にできたカサブタが取れた箇所をダーマスコピーで観察しますとシミの色があった部分だけがシャープに削げ落ちた感じに見えます。Qスイッチレーザーの時のように真皮に熱が伝わったような形跡(発赤、腫張)はありません。ゆで卵の殻が綺麗に剥けた感じを想像していただくと良いです。当然治療結果も良いのですが、今のところQスイッチレーザーに比べて絶対的優位である、とまでは言い切れません。少し良い効果と言うのが本音でしょうか。

 

さらにピコレーザーを利用した新しい照射方法が現在どんどん開発されています。PicoWayにおいては新しくフラクショナル照射ができるハンドピースが登場する予定ですし、さらには第4の波長が搭載される予定になっています。これからどのように治療が進化するのか楽しみです。

 

昨日もピコレーザーを今買うべきかどうか?と言う質問を受けました。刺青の治療においてはピコレーザーの結果はダントツです。シミ治療においてはQスイッチに比べてすごい効果!とまではいかず、頭一つ抜けた効果、くらいのことが言えます。皮膚の観察力のない人が見たら同じに見えるかもしれない効果です。

 

しかしながら最新テクノロジーが以前のテクノロジーに劣ることは決してなく、さらにピコレーザーの応用法がどんどん広がってきている現在の状況を鑑みますともはやピコレーザーを買う以外の選択肢はないように思います。

 

さて、年末まで2週間と少しになりました。今週水曜日からはお隣のコスモス薬局の移転工事が始まります。このため当院南側の駐車場が狭くなりますので新しく造成した第3駐車場をご利用ください。

 

 

 

どうぞよろしくお願いします。