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院長ブログ

2022.02.25

診療室から

ニキビ治療。保険の薬がどれも合わない。困った。

ニキビとは主に性ホルモン等による働きで皮脂の分泌が増えると同時に毛穴の角質がつまり、出てこれずに溜まってしまった皮脂に対してアクネ菌等が付着増殖して炎症を起こす病気です。

 

ニキビでは基本毛穴が詰まっていますので治療には毛穴の角質を剥がすお薬が標準の治療になります。

 

国内ではアダパレン、過酸化ベンゾイル、あるいはその合剤が毛穴の角質を剥がす目的で用いられています。商品名で言うとディフェリン、ベピオ、デュアック、エピデュオです。

 

ちなみに毛穴の角質を剥がすお薬は日本では市販されていませんので市販のお薬ではニキビは治らない、ということになります。←ここ大事。

 

上述のアダパレン、過酸化ベンゾイルともに皮膚に刺激を感じることがあったり、赤みや炎症が強く出ることがあります。確率は3%程度でしょうか。

 

過酸化ベンゾイル製剤がトラブルが多い傾向にあります。一方アダパレン製剤は少なめ。過酸化ベンゾイルがだめでもアダパレンは大丈夫という方も多いのですが、どちらもダメだった、という方も一定数いらっしゃいます。

 

過酸化ベンゾイルもアダパレンもだめとなると日本では治療の選択肢があまりなくなってしまいます。

 

使えるお薬がなくなって困ったな、と思っている方にはもう一手。

 

日本の治療ガイドラインには載っていないのですが、海外では普通にガイドラインに載っている製剤で「アゼライン酸外用剤」というものがあります。

 

実は日本ではアゼライン酸外用剤は「化粧品」として販売されています。

商品名はAZAクリア(アザクリア)。目薬で有名なロート製薬さんから。15g ¥1,980(税込)

 

アゼライン酸は小麦などの穀物から抽出された酸性物質です。酸により角質を除去する働きがあります。他にはメラニンの生成を抑える作用もあります。原料が穀物なので安全性が高いのと刺激性が少ないのが特徴です。(酸なので最初はピリつくことあり)

 

アダパレン製剤とは異なり、妊娠中、授乳中の方でも使えるのが特徴です。

 

アダパレンが使えない方、過酸化ベンゾイル製剤が合わない方に次の一手としてアゼライン酸外用剤はおすすめです。

 

窓口のほか、当院オンラインショップでも買うことができます。

 

どのお薬も合わなかったという方はぜひ一度お試しくださいね。

 

 

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