今日も咲くらで

院長ブログ

2016.05.24

ピコレーザー

レーザー

刺青・タトゥ治療

日曜日に参加したセミナーで発表した内容から。刺青タトゥ治療の結果報告です。

先の日曜日は品川で行われたレーザーセミナーで「ピコレーザーによる治療」のパネリストとして登壇させていただきましたが、

 

その時に私たちの施設で行っている刺青タトゥ治療の結果について発表しました。 

そしてピコレーザーを運用して6ヶ月以上経過しましたので何が良く効いて、何がダメなのかをまとめてみました。 

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⬇︎左端が従来のQスイッチレーザー4回照射後。まだまだ色がしっかり残っている状態です。

 

ところが、ピコレーザーで照射しますと(真ん中、右端)、たった2回でかなり薄くなりました。

 

従来のQスイッチでは得られない治療効果がピコレーザーでは得られます。

照射後の瘢痕(傷跡)も圧倒的に少ないです。

 

 

 

⬇︎次は少し青色が入っている腕のタトゥです。

 

 

5回照射(右端)でほぼ消失しました。しかしまだ青色が残っています。

 

当院のピコレーザーでも波長の問題で、青や緑は少々苦手です。

 

 

こちらでも良くわかります。

 

黒色はたった2回の照射で良く消えています。
ところが緑や水色はまだダメですね。

 
 

当院のピコレーザーには532nmと1064nmという波長が搭載されているのですが、それぞれ赤色黒色には圧倒的な治療効果を発揮します

 
 

ところがこの波長だけでは緑、青には弱いのですね。いくら照射してもちょっとずつしか取れません。

 

この弱点を克服すべく、メーカーさんがこの秋に785nmという波長を発売する予定になっています。この波長はが良くとれるのです

 
 

もちろん当院でも発売後すぐに導入予定です。

 

このような色をお持ちの患者さんは、まず黒色を最優先で治療し、その後785nmが導入されてから緑や青を治療する戦略とさせていただいています。

 

緑や青の部分を積極的に照射しない代わりに、安く見積もりを出しますのでご安心ください。

 

最後にアートメーク。

 

1回照射でこの通り。まつ毛を障害せず良い結果です。

 
 

刺青タトゥ治療に対するピコレーザーの実力はいかがでしょうか?私たちはピコレーザー治療のパイオニアとして現在色々な治療にチャレンジしています。

 

ただし、最新型レーザーと申しましても何でもできるわけではありません。
とれるものはとれる、ダメなものはダメ、とお話しますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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