今日も咲くらで

院長ブログ

2018.08.18

ピコレーザー

刺青・タトゥ治療

刺青タトゥ除去は最後の最後までレーザーを照射しなくても良さそうです。

咲くらクリニックがピコレーザーを導入して刺青を除去するお仕事を始めてからはや丸3年が経過しました。

 

黒色の単色、マルチカラー、広範囲症例などたくさんの患者さんを治療してきました。

 

以前は全く色がなくなるまでレーザーを照射していたのですが、最近こんな症例を経験しました。

 

こちらは2016年5月の写真です。こちらの刺青は「黒色」に対してレーザー照射をしています。注:この当時はまだ水色/緑色に対する有効な波長が搭載されていなかったのため水色/緑色にはあえて照射していません。(現在は緑色に対して有効な波長が搭載されています)

 

ここから丸2年来院されなかったのですが、今年2018年6月に来院されたところ、

 

 

何もしていないのに自然に黒色が抜けています。

 

なるほど。

 

刺青治療においては「全く色がなくなるまでレーザーを照射しなくてもある程度色を薄くしてあげるとあとは勝手に色が抜けて行く」ことがわかりました。

 

レーザーで刺青を取る、とはどういうことかと言いますと、

 

レーザーを刺青のインクの粒子に当ててインクの粒子を細かく砕きます。砕けたインクの粒子は食細胞によって貪食され(食べられ)排出されます。薄いタトゥーの場合ですとレーザーの直接の作用で色が見えなくなる場合もありますが、多くの場合自分自身の細胞が砕けたインクの粒子を持ち去って色がなくなるのです。

 

勝手に色が抜けたのはこの食細胞の働きによるものです。つまりレーザー照射後は食細胞が砕けたインク粒子を持ち去るための時間を与えてあげると良さそうです。しかしどれくらいの時間を与えたら良いのかはまだ判明していません。

 

 

咲くらクリニックではこの結果を受けて、ある程度色が薄くなったら1年くらい放置してみましょう、と提案しています。もちろん待っていても取れなかった色には再度照射します。

 

ぜひご参考になさってください。