今日も咲くらで

院長ブログ

2021.03.15

尋常性白斑

尋常性白斑の治療は光線療法が最強か??

昨年夏に最新型かつ最強の光線治療器XTRACを購入してから、以前にも増して白斑や円形脱毛などの治療を多く行っています。

 

XTRACは湿疹系には非常に強いですね。手湿疹のすごいのとか、痒疹のゴリゴリのとか、顔面の手強い皮膚炎などが数回の照射で治ることもしばしばです。

 

一方で白斑や円形脱毛への効果はというと、従来の光線治療器に比較すると頭ひとつ抜けた感じがしますが、重症例への効果はまだまだ、と思うところがあります。

 

光線療法は確かに有効な治療法ですが、それが1番、という訳でもなさそうです。

 

昨年の症例ですが光線療法を一生懸命やっても全く効果が出ず、諦めて外用療法に変えたら途端に治った、という尋常性白斑のケースを体験しました。

 

60代男性。初診時。

 

エキシマランプ(XTRACではありません)20回以上照射。白斑は残念ながら拡大傾向にあります。

ご本人も全く良くなっていない、とのことで治療中断し、外用療法にしました。

 

すると、不思議なことに一気に色素が再生してきました。

使った薬は「プロトピック軟膏」。アトピー性皮膚炎で使う免疫を調整する外用剤です。

これにはご本人も納得の様子。

 

さらに外用を続けること3ヶ月。

ほぼ色素は再生しました。

 

現在は光線治療が隆盛ですが、全て光線治療でうまくいくことはなく、20回程度照射を行っても改善しない場合は他の方法を積極的に検討する、という姿勢が重要と考えています。

 

今回は白斑ですが、重度の円形脱毛においてXTRAC照射でもなかなか発毛せず、光線療法を中断し、SADBEのみの治療に変更したら急に発毛した、というケースもあります。

 

このように光線治療にはまだまだ工夫の余地はありそうです。今回の経験を次の治療につなげたいと思います。