院長ブログ

【男性向け】陰部や陰嚢のかゆみ。それって「いんきん」ですか?

【男性向け】陰部や陰嚢のかゆみ。それって「いんきん」ですか?

男性の陰部、陰嚢にかゆみがあるとき、いんきんかどうか気になりますよね。

この記事では、インキンの治療法、市販薬で治らなかった時の原因などについて解説します。

インキンは「白癬菌」というカビが原因

皆さんもよくご存知の「白癬菌」というカビがあります。

足に付いて症状が出ると、「水虫」。

頭に付くと「しらくも」。

体に付くと「たむし」

そして陰部に付くと「いんきん」 

と言います。 

場所により名前を変えるとは日本人のネーミングセンスはなかなかですね。

ですが、これらの原因はぜんぶ同じ「白癬菌」による症状です。 
 
今日は特に陰部の白癬「いんきん」のお話です。

※なので、今日の話題は女性には関係ありません。

夏になると…、

いや、ほぼ年中ですが、股間のかゆみを訴える男性が多く訪ねてきます。

その多くは陰嚢=「たまの部分」の痒みです。

患者さんは症状から調べて「インキン」だと思い込んで来られるようです。 

あるいは自分で調べてお薬を買いに行ったものの全く改善せず当院に来られます。

インキンは陰嚢には出現しない!? 市販薬で治らない理由と有効な治療法を解説

実は❗

「インキン=白癬は陰嚢の部分には出現しない」のです。

優秀な皮膚科医であればご存知でしょうが、陰嚢には白癬菌の症状はまず出ません。

実際には症状を診て診断をいたしますが、陰嚢からはまず白癬菌が検出されることがないのです。

ですから、陰嚢のかゆみには白癬菌の治療ではなく、多くは湿疹の治療になります。

通常ステロイド外用剤を処方いたしまして、1−2日でかゆみが取れて楽になります。

ステロイド外用剤が効かない方はさらに前立腺や膀胱周辺のトラブルによるかゆみのことがあります。

ちなみに陰嚢のすぐ横の大腿の内側には白癬菌をよく見かけますね。 


意外と難しい陰部のかゆみ。

陰部のかゆみでお悩みの男性諸君、ご相談お待ちしています。

このブログを読んだから大丈夫、なんて決して思わないように…!?

まとめ

陰部のかゆみでお悩みの方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

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