今日も咲くらで

院長ブログ

2018.06.25

徒然日記

私たちは年数の経った冷蔵庫。

病院には様々な病気の人がやってきます。

 

病気は僕らがなんとか治すとしまして、治った後によく聞かれる言葉があります。

 

「これから自分で気をつけられることはありますか?」

 

僕は特定の疾患以外、ほとんどの場合「ないです」と答えています。

 

と言いますのは僕らの体は年数の経った冷蔵庫と同じでありまして、

 

「今度いつ壊れるかわからない。」というのが正直なところです。

 

気をつけていてたとしても前兆もなく突然壊れるのが私たちの体です。

 

生まれた瞬間から壊れる存在なのが私たち生物です。

 

病気とは嫌なものですが、私たちの体は不完全に設計されていていつかどこかで壊れるようになっているのです。

 

親から受け継いだ遺伝子で、ある程度壊れやすさがプログラミングされている、とも言えます。

 

医師は修理屋さん。壊れたら僕らが修理をします。

 

多くの場合修理に成功します。もし修理しきれなければ体の機能が落ちるか機能が止まってしまいます。

 

私たちは年数の経った冷蔵度と同じ。壊れてはいけないものではなくて、いつかどこかで壊れるものです。

 

病気とはなってはいけないもの、ではなくて、なって当たり前のもの、と捉えるのが気持ちが楽になる方法です。

 

暗く後ろを向いていても仕方ありません。いつも前向きに考えを持って過ごしましょうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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