今日も咲くらで

院長ブログ

2019.09.01

診療室から

レーザーとの最初の出会い

日曜日は東京まで出張でした。

今回は世界的レーザーメーカーであるシネロンキャンデラ社の日本法人設立30周年記念講演会に出席してきました。

僕の講演活動の9割はシネロンキャンデラ社からの依頼です。おかげさまで(?)中央前列に案内していただきました。

僕は今回は出番なし。お客さんでしたので気楽な会でした。来客はなんと500人弱。大盛況でした。

僕のレーザー治療との出会いは東大医局時代に遡ります。

医者になって3年目、医局の命令で山梨医大皮膚科への赴任後、若い僕にも外来診察が任されました。

その外来とは血管腫外来。レーザーを使って血管腫を治療する外来です。華々しく聞こえますが1998年当時は誰もやりたがらない外来でした。

なぜか。

その当時、山梨医大にあった血管腫用レーザーは「SPTL-1」というキャンデラ社製の初期型機でした。

現在ではあり得ない「水冷式」で壁から突き出した水道管に接続されていました。だから機械の移動は不可。(現在は空冷式ですから移動が自由です)

皮膚科外来の奥にある、ベッドがかろうじて入る倉庫みたいな小さなスペースで治療を行なっていました。

レーザーのスペックは現在とは全く違い、直径3mmのレーザーが2秒に1発出るというもの。下肢の血管腫治療に数時間、というとても手間のかかるものでした。

ですから誰もやりたがらなかったのです。

でも若かった僕は最新技術に触れられたのが嬉しくて治療に何時間かかろうとも喜んで照射していました。

治療結果はというと今と比べたら雲泥の差です。でも当時としては最新かつ最良の治療だったのです。

これがレーザーとの最初の出会いでした。

 

それから約4年後、現在のクリニックを開業するときには「東京と同じ治療を提供するんだ」との意気込みで三河地域ではいち早くレーザー治療を導入しました。

最初に買ったのは炭酸ガスレーザー。その1年後にQスイッチYAGレーザーを購入。

シネロンキャンデラ社の製品を自身で最初に買ったのは2006年、脱毛用レーザーのジェントルレースでした。

そこから毎年1台ずつ買い足し、一度に3台まとめて買った年もありました。

その結果、国内で販売されているシネロンキャンデラ社製レーザーのほぼ全部を所有するまでになりました。投じた額は軽く1億円以上。

ここまでキャンデラ製品を所有しているクリニックは日本広しといえども咲くらクリニックだけです。確かアジアの中でも1番のはずです。ちょっとだけ自慢(笑)。

 

もちろん他社にも良い機械がたくさんありますので、東に良い機械があると聞けば買っていますし、西に良い機械があると聞けば買っています。

気づくと20台以上のレーザーに囲まれてました。置き場所もなく今では廊下にもはみ出るくらい。

そろそろやめないととは思っていますが、効果が良いと聞くとまた買っちゃうのですね。

 

咲くらクリニックでは美容外科よりもずっと安い金額で最新のレーザー処置を行えるようにいつも心がけています。

咲くらクリニックはどこかの美容外科のように拝金主義、商業主義ではありません。派手な広告も、誇張した宣伝もしません。

僕が心からおすすめできる、本当に効果があるレーザー治療をより安く提供できるように頑張っています。

講演会でもありましたがレーザー業界はまだまだ発展途中です。

今日の諸先輩方の講演を聞いてさらに良い治療を提供できるように頑張りたいと決意を新たにしました。

 

また現在私たちは一緒に仕事ができる仲間も募集しています。我こそは、と思うドクターの参加をお待ちしております。

全ては患者さんの利益のために。

 

咲くらクリニックは常に前向きに治療を行なっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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