院長ブログ

マイケルジャクソン

マイケルジャクソン

アメリカの歌手マイケルジャクソンさんが亡くなってからもう12年ですか。

そういえば彼は今の僕と同じ年齢で亡くなったのでした。

スリラーの時代からプロモーションビデオなんかを見ていましたがアメリカのエンターテイメントはすごいな、と思ったものです。

ムーンウォークには「なにこれ!!驚」てな具合。

マイケルジャクソンの若い頃と肌の色の変遷

若かりし頃。かっこいい黒人の青年です。   僕が大好きだったのは「バッド」ですかねえ。1987年のことです。毎日聴いてましたよ。ウォークマン耳に突っ込んで。笑。この頃のマイケルは超がつくほどかっこよかった。光ってました。

気のせいか少し鼻が細くなりつつあるような。。  

40歳頃ですか。

色々大変なことがありました。

この頃になると肌の色もすっかり白人のようになっています。

マイケルジャクソンの肌の色が白くなった原因とは

昔はこの肌色の変化が不思議で仕方なかったのですが今の仕事をしているとその仕掛けも理解できるようになりました。

皆さんが美白で使用している「ハイドロキノン」という薬剤があります。

ハイドロキノンは安全性が高く、化粧品にも使用できるようなお薬ですが、マイケルように完璧に白くなろうとすると化粧品レベルのハイドロキノンでは難しいです。

実は通常のハイドロキノンよりもっと強力な脱色素作用のあるお薬があります。

それは「ハイドロキノンモノベンジルエーテル」というお薬です。

これは、メラニンを作る細胞を強力に抑制し、そして外用したところはほぼ永久に脱色されます。

普通の方が使うことはまずないのですが、実は「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」の治療で使うことがあるお薬なのです。

  • 「尋常性白斑」とは

免疫の作用でメラニン色素が局所的になくなり白く抜けて見えてしまう病気。

この病気はとても難治性です。

小さい白斑ですと外用や光線療法である程度治療が可能ですが、全身にわたる白斑で正常な皮膚が少ないような場合、元の色を抜いてしまって白色の部分に合わせてしまった方が整容的によい場合があります。

このような場合に限り「ハイドロキノンモノベンジルエーテル」を使います。

使ったところは永久に脱色されるので本人にもそれなりの覚悟が必要です。

文献を見ても今後改善する見込みの少ない高齢の方への使用が多い印象でしょうか。

若い方に使用するのは稀です。

マイケルは自伝の中で、ある日突然色が抜けてしまった、と言っています。

これはもしかすると「尋常性白斑」を意味するのかもしれません。

そして、それを隠すためにハイドロキノンモノベンジルエーテルを使用した…

と、想像の翼を羽ばたかせてしまいましたが、真相はどうなんでしょうね。

ま、そんなのどうでもいいことです。

だって、マイケルいつまでもカッコいいから。

今日も頑張りましょう!

まとめ

肌のことでお悩みの方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

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