院長ブログ

夏に急増!“とびひ”に注意

2025.07.29

夏に急増!“とびひ”に注意

「とびひ(伝染性膿痂疹)」は、黄色ブドウ球菌や溶連菌による子どもに多い皮膚感染症。

汗や掻きこわしで広がり、人にうつることも。

近年はゲンタシン軟膏が効きにくい耐性菌が増えており、アクアチムやフシジンレオなどの抗菌薬が使われます。

こまめな洗浄と清潔管理、早めの皮膚科受診が大切です。

夏に増える「とびひ」とは?

とびひの正式名称は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。

黄色ブドウ球菌やA群溶連菌による皮膚感染症であり、子どもに多く、掻きこわしや汗がきっかけで悪化します。

感染力が強いため、湿疹を搔き破った手で家の中をあちこち触らないようにしましょう。

ご家族も十分に注意してください。

今どきの「とびひ」にゲンタシン軟膏は効きにくい!

その理由は耐性菌の増加です。

かつては有効だったゲンタマイシン軟膏(ゲンタシン)ですが、現在は黄色ブドウ球菌の多くがゲンタマイシン耐性菌(MRSA含む)となっています。

ゲンタシン軟膏が効かないとびひには、下記が有効とされます。

  • アクアチム軟膏(ナジフロキサシン)
  • フシジンレオ軟膏(フシジン酸)

とびひができたときの対処法

とびひになったときの対処法をお伝えします。

  • 患部をこまめに洗浄
  • 清潔を保つことが最優先

湿疹の部分から化膿などが起こらないように患部をこまめに洗い、清潔を保つようにしましょう。

まとめ

とびひでお悩みの方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

(出典:咲くらクリニックインスタグラム)

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