顔の赤みの原因は酒さとは限らない!診断がつかない赤みに向き合う咲くらクリニックの治療方針とは
顔の赤みの原因は酒さとは限らない!診断がつかない赤みに向き合う咲くらクリニックの治療方針とは

※画像提供:NERO DR.BEAUTY
鏡を見るたびに気になる顔の赤みに、悩まされていませんか?頬や鼻周りに広がる赤みが、メイクでも隠しきれず、自信を失ってしまう…。
そんな経験をしている方も多いのではないでしょうか。実はその赤み、単なる体質や敏感肌ではなく、“酒さ(しゅさ)”などの皮膚疾患が原因の可能性も。
赤みがなかなか引かない、繰り返すといった症状がある場合は、放置せず医師の診断を受けることが重要です。
赤みの正体を知ることが、根本的な改善への第一歩。当院の診察視点を踏まえながら、赤みの原因や治療方法について詳しく解説していきます。
自己判断で悪化する前に。赤み治療は“診断”から始めよう|咲くらクリニックの診察視点
繰り返す赤みや市販薬が効かない症状に、何を試しても良くならないと感じているなら、今のアプローチが間違っているのかもしれません。
自己判断は危険!赤みの原因は医師の診断で見極めるべき理由
顔の赤みが気になっても、「ただの肌荒れかも」「市販薬で様子を見よう」と、自己判断で対処してしまう方は少なくありません。
しかし、自己判断による市販薬で赤みが悪化するケースも往々にしてあります。
特に多く見られるのは、酒さの症状が出ているにもかかわらず、自己判断でステロイド外用薬を塗り続けたことで、かえって悪化してしまうケースです。
ステロイドには血管を収縮させる作用があるため、一時的に赤みが引いたように見えることがあります。
しかし、長期的に使用すると、副作用により毛細血管が増加して赤みが目立つことも少なくありません。
さらに、ステロイド外用薬の使用が原因で、口のまわりにブツブツができる「口囲皮膚炎(こういひふえん)」を発症するケースも。
こうした副反応に気づかずに使い続けると、症状の範囲が広がる可能性もあるため注意が必要といいます。
赤みの原因により治療のアプローチ方法は異なります。
大切なのは、「赤みの原因が何なのか」を医師にきちんと診断してもらうこと。
皮膚科では見た目の症状だけでなく、生活習慣や現在使用している化粧品、薬なども含めて総合的な観点から診断が行われます。
早い段階で正確な診断名を得ることで、原因に合った適切な治療がスタートでき、改善への近道になります。
経験豊富な医師による徹底的な診察と検査
顔の赤みの原因には、大きく分けて「皮膚炎による炎症」と「血管の拡張」があります。
血管の拡張の1つに該当するのが、顔の赤みやほてり、吹き出物に加え、毛細血管の拡張が慢性的にあらわれる皮膚の炎症性疾患である酒さです。
咲くらクリニックでは、赤みに悩んで来院された患者さまに対し、まずその原因を見極めるところから診療をスタート。触診したり拡大鏡で肌を診たりして、丁寧に診察します。
皮膚炎による炎症だった場合は、炎症を抑える薬などで赤みの原因にアプローチ。血管拡張が原因と判断された場合、その背景にある原因をさらに掘り下げていきます。
当院の臨床経験によれば、酒さの患者さまのおよそ9割に、何らかの微生物の関与が見られます。
中でも頻度が高いのが、皮脂をエサに顔や首の皮脂腺に常在する微生物「ニキビダニ(毛包虫・顔ダニ)」です。
咲くらクリニックでは、ピンセットを用いて皮膚を軽く圧迫し、ニキビダニを皮膚表面から押し出して採取。
顕微鏡で確認し、どの程度寄生しているかを把握したうえで、患者さま一人ひとりに適した治療方針を検討します。
赤みの原因は1つではなく、見た目だけでは判断がつきにくいケースもあります。「ただの肌荒れ」と自己判断せず、悪化を防ぐためにも、まずは医師による診察を受けることが重要です。

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赤ら顔というと酒さを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、顔に赤みが生じる皮膚疾患は酒さだけではありません。
見た目が似ていても、原因や治療法が異なるケースもあります。では、顔の赤みを引き起こす代表的な疾患にはどのようなものがあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。
酒さだけじゃない?赤みを引き起こす5つの主な疾患を解説
赤みを引き起こす代表的な症状は、以下の5つです。それぞれの特徴を押さえていきましょう。

赤みが生じる点は同じですが、それぞれ症状や原因、出やすい部位などに違いがあります。
医師が語る「酒さ」と「酒さ様皮膚炎」の違いとは
酒さと酒さ様皮膚炎は、似て非なるものです。
酒さは毛細血管の拡張などによる慢性的な炎症性疾患です。
それに対し酒さ様皮膚炎は、ステロイド外用薬の長期使用など、誤ったスキンケアや治療が引き金となって、酒さに似た症状が現れます。
酒さ様皮膚炎の中でも代表的なものが、口の周りを中心に発疹が現れる「口囲皮膚炎」です。
酒さと混同されがちですが、発疹の大きさや数に違いがあります。酒さ様皮膚炎では、発疹が比較的大きく、数も多いのが特徴です。また、口元だけでなく、目の周囲などにも発疹が出るケースがあります。
「肌だけを見ても治らない」咲くらクリニックが注目する生活・体質の背景要因
皮膚の状態を正しく診断するためには、見た目の症状だけでなく、患者さまの生活習慣や体質、環境要因など、背景にあるさまざまな要素に目を向けることが大切です。
たとえば、以下の要因が赤みと関係している場合も少なくありません。
• ストレスやホルモンバランスの乱れ
• スキンケアやメイクアイテムの使用状況
• 外気温や紫外線、湿度といった環境の変化
• 腸内環境や日々の食生活
「なぜその赤みが出ているのか」を丁寧に掘り下げること。それが、咲くらクリニックの診療方針です。
“なんとなくの赤み治療”を脱却!咲くらクリニックの診断×設計力
赤みは外用薬だけでは改善が難しく、治療といえばレーザーを選択するケースが一般的です。しかし、レーザー治療だけでは根本原因にアプローチできない場合も少なくありません。
咲くらクリニックが提案するのは、“なんとなくの赤み治療”を脱却する、原因解決に向けたアプローチ。詳しく確認していきましょう。
一人ひとりに最適化―病態に応じた治療戦略の立て方

※画像提供:NERO DR.BEAUTY
赤みの治療は、「何が原因で赤みが出ているか」によって選ぶべき治療法が異なります。
咲くらクリニックでは、まず病態をしっかりと見極めたうえで、症状の程度や生活背景も考慮しながら、段階的な治療プランを立てていきます。
<咲くらクリニックの赤み治療の流れの一例>
STEP1.内側から整える内服治療【原因を抑えるためのプレ治療】
- 炎症のコントロールや、血管の安定化を目的とした内服治療からスタート
- 外用薬と内服薬を組み合わせて炎症を抑える
- 特に赤みの背景にニキビダニの関与がある場合には、殺虫作用のある塗り薬を処方
STEP2.拡張した血管にアプローチするレーザー治療【赤み治療本番】
- 赤みが強く出ている場合には、レーザー治療を実施
- 赤みに反応する波長のレーザーを使用し、拡張した血管を選択的に破壊。目に見える赤みの軽減を図る
- ただし、赤みがある程度改善するとレーザーが反応しづらくなるため、治療法の切り替えが必要
STEP3.根深い炎症や再発リスクに備えるニードルRF治療
- 皮膚の深部に炎症が残っている場合や、レーザーでは改善が難しいケースには、「シルファーム」によるニードルRF治療を併用することも
- 微細な針を刺入し、針先から高周波を照射。
- 拡張した血管にアプローチすることで、過剰な炎症反応を鎮静化する効果が期待できる
レーザー治療が最も効果を発揮するのは赤みが強く目立つ状態です。
治療によって赤みがある程度引いた後に、同じレーザーを繰り返し照射しても、赤みを十分に吸収できず、効果が頭打ちになることがあります。
このような場合には、別のアプローチへ切り替える必要があるのです。
実際に、「レーザーで一旦は改善したものの、そこから治療が難航した」というケースは少なくありません。
そこで「咲くらクリニック」では、レーザー治療による外側からのアプローチに加え、免疫の力を利用して血管そのものを減らすといった内側からのアプローチも組み合わせ、より効果的な赤み治療を行っています。
このように、咲くらクリニックでは“とりあえずレーザー”ではなく、病態に応じて内外から多角的にアプローチ。
患者さま一人ひとりの肌質・症状・ライフスタイルに寄り添った、オーダーメイドな赤み治療を提供しています。
咲くらクリニックが大切にする「医師の肌感覚」と「科学的根拠」
咲くらクリニックの診察で何より重視しているのが、「よく観察し、実際に触れること」。
微妙な皮膚の質感、赤みの分布、熱感、経過など、見た目だけでなく“肌に触れてわかる情報”をもとに、診断の精度を高めています。
たとえば、肌に触れたときの皮膚の厚みや柔らかさ、熱っぽさなどから、炎症の程度や深さを読み取る。
こうした医師ならではの“肌感覚”が、見落とされがちな皮膚トラブルの本質を浮かび上がらせます。
さらに咲くらクリニックでは、患者さまの生活背景やストレス要因、現在のスキンケア習慣なども丁寧にヒアリング。
医師自身の豊富な臨床経験と照らし合わせながら、診断を導き出していきます。
そして、この“肌感覚”だけに頼るのではなく、必要に応じて検査や医療知見に基づくエビデンスも取り入れ、根拠のある診断と治療方針を提案。
感覚と科学、両方の視点を大切にすることで、より精度の高い診療が可能になります。
単に赤みを酒さと決めつけるのではなく、その背景や深層を探り、根本原因にアプローチする。
当院の診療には、そんな丁寧さと誠実さが息づいています。
赤み改善の近道は、“正しい診断”から始まる
顔の赤みは、酒さだけでなく、酒さ様皮膚炎や脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎など、さまざまな可能性があります。
見た目が似ていても、原因や治療法は異なるため、自己判断で市販薬などを使用すると、かえって悪化させてしまうケースも少なくありません。
「なんとなく」でスキンケアや治療を選ぶのではなく、まずは専門医による正確な診断を受けることが、赤みの根本改善への第一歩です。
咲くらクリニックでは、丁寧な触診や検査を通して赤みの原因を突き止め、一人ひとりに合わせた治療戦略をご提案しています。
ストレスとなる赤みに終止符を打ちたいなら、咲くらクリニックの診察を受けてみてはいかがでしょうか。
\診断のつかない赤み治療はもう終わり!「咲くらクリニック」に相談を/
※本記事は、医師監修美容医療メディア「NERO DR.BEAUTY」様より、許可を得て転載・一部引用しています。
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