今日も咲くらで

院長ブログ

2017.06.30

日焼け止め

赤ちゃんへの日焼け止めの是非について。

 

赤ちゃんをお連れのお母さんから尋ねられることがよくあります。

 
 

「赤ちゃんにも日焼け止めを塗った方が良いですか?」

 
 

とりあえず答えはyesです。

 
 

しかし注意したいこともあります。

 
 

赤ちゃんはまだ自分で自由に移動できませんので自らお日様に当たることがありません。それだけに注意すべき点があります。

 

これは症例報告ですが、

 
 

1歳で足の変形が起きてしまった子供のケースです。主治医は何か遺伝性の病気でもないかと疑って調べたのですが何も出てきません。

 
 

よくよくお母さんからお話を聞いてみると、ちょっとの日焼けも良くないと考えて赤ちゃんに日焼け止めを完璧なまでに全身に塗って外出していたとのこと。結果、これが足の変形をもたらしたというのです。

 
 

どうこうことかと言いますと、私たちの骨の発育にはビタミンDが必要です。そのビタミンDは食品からの摂取のほか日光を浴びることで合成されます。
すなわちその赤ちゃんは日焼け止めを完璧なまでに塗って外出したおかげでビタミンD不足となり、骨の発育異常をきたした、というわけです。

 

ではどのくらいの日光を浴びたら良いかと言いますと、発表されている団体によって少しずつ異なりますが、おおむね1日15分から30分程度(冬季だと1時間程度)の日光浴が推奨されています。

 
 

もちろん食品中から摂取することも重要です。

 
 

ただし全く日焼け止めが必要ない、ということもありません。
当院で実際にあったケースですが、赤ちゃんをよく晴れた日に日焼け止めなしでベビーカーで1時間程度散歩させた結果、露出部が全部真っ赤っかのヤケドになって外来にやってきた、ということがありました。

 

すなわち夏の晴れた日の長時間の外出時には日焼け止めはあっても良いかと思います。

 

何事もバランスが大事、ということですね。

 
 

そろそろ蒸し暑くなってきました。とびひなど皮膚のトラブルが増えてまいります。だんだん外来も混雑してきますね。

 
 

みなさまどうぞよろしくお願いいたします。