今日も咲くらで

院長ブログ

2017.12.19

アトピー性皮膚炎

アレルギー

花粉症

食物アレルギー

先日のアレルギー学会/総合アレルギー講習会より。今日から使える知識。

日曜日に参加してきた日本アレルギー学会の総合アレルギー講習会からの抜粋です。

 

このブログは患者さんにたくさん読まれていますので患者さんにも使える知識だけを抜粋して書いておきます。自分の身は自分で守る。ちゃんとした知識を持っておけば医療の質がわかる、というものです。ただし、これらの知識を持って医者と張り合うのはやめましょう。。笑。

 

 

以下、箇条書きにしておきます。皮膚科に関連するところは色を変えてあります。

 

 

 

日本のスギ花粉症の有病率(病気を持っている割合)は43.7%と世界的に見ても突出している。ここ10年間で20歳代の有病率は35%から49%と激増している。

 

PM2.5は鼻粘膜のバリアを破壊し、鼻炎を悪化させやすくなる。PM2.5の飛散量が多い翌日は鼻炎患者が多く発生する統計がある。春の花粉症シーズンはスギ花粉だけが問題ではない。(PM2.5が増加する時期に一致)

 

新生児時期からの保湿剤塗布がアトピー性皮膚炎発症を予防する(すでに有名な実験結果です。)

 

皮膚の障害(=湿疹の存在)はアトピー性皮膚炎だけでなく、食品アレルギーや喘息発症のリスクを上げる。(いつも外来で言ってますよね!)

 

アトピー性皮膚炎を発症する人の一部は遺伝的に皮膚を守る物質(フィラグリンと言います)がない、あるいは少ない。(皮膚を守るものが少ないので皮膚炎を起こしやすいわけですね!)

 

ダニやカビ、花粉などアレルギーを引き起こす多くの物質は皮膚や粘膜の表面を障害する作用を持つ(つまりこれらの物質が付着すると皮膚や粘膜のバリアが壊されやすい)

 

ひっかくと皮膚のバリアは壊れる(当たり前ですね。)

 

界面活性剤が残存すると皮膚のバリア障害につながる可能性がある(界面活性剤を含まない洗濯石鹸の使用、あるいは石鹸を使わない体の洗浄が推奨されます)

 

炎症が続くと皮膚のフィラグリン(皮膚を守る物質)が作られるのを抑制してしまう。(=炎症が続くと皮膚のバリアが回復しない。すなわち炎症をすみやかに止めないとダメ)

 

 

と、たくさん書くと読むのが大変になるので今日はこれくらいに切り上げておきますが、

 

皮膚科関連項目をまとめて言いますと、

 

ダニやカビを防ぐべくきちんと家の掃除をしつつ、界面活性剤の含まれる合成洗剤での洗濯をやめて(洗濯石鹸に変えて)、体は石鹸を使わないでさらっと流すようにだけ洗って、湿疹ができたらすぐにお薬で治して、おけばアレルギーにはなりにくい、という結論になるわけですね。

 

これをなるべく小さい頃からやっておけば(新生児の頃からやっておけば)およそアレルギー性疾患にはかかりにくくなるのだろうと考えられるわけです。

 

お母さんたち、0〜2歳までの皮膚の管理は重要ですよ!ザラザラの皮膚は乾燥ではありません。病気の皮膚ですよ!

 

昨日は年末が近いとあって、とっても混雑していました。さ、今日も1日頑張りましょう!