院長ブログ

「水ぼうそう」がなぜか多い新年明け。

「水ぼうそう」がなぜか多い新年明け。

新年明けから約1週間となりました。

 

今年はなぜか新年早々水ぼうそう(水痘)の患者さんがたくさん来院しています。子供だけでなく大人もです。これはとても珍しいことです。

 

まず大人の水痘は数年に一度見かけるくらいの珍しさですし、小児の水痘に至っては平成26年に水痘ワクチンが定期接種になったおかげで最近はほとんど見かけなくなりました。

 

予防接種で患者が減る、これは大変喜ばしいことです。ただしワクチンは発症を100%防ぐわけではありません。

 

仮に水痘にかかった場合ですが、予防接種のおかげで典型的な水痘の症状が出る患者さんはほぼいなくなりました。たとえ発症しても症状が軽い方が多いですね。

 

ただこれをドクター側から見た場合、典型的な症状がなくなった分、診断をとても難しくするのです!

 

ワクチンを接種した児の水痘症状はぱっと見は湿疹と間違うほどの微弱な症状です。小さいかさぶたがちょこっと付着する程度が多いですね。

 

全身をじっくり見ないと誤診してしまいそうです。

 

このように最近では水痘の症状がはっきり出ないために親も水痘と気づかぬうちに治ってしまっている患者も多くいるかと思われます。

 

実際、ほぼ治癒状態になってから(全部かさぶたになった状態)「これ、なんでしょうか?」と連れてくるケースも多くあります。

 

ここ数日で実に7名もの水痘患者を当院では診ていますのでこれから散発的に流行するかもしれません。特に小さい子をお連れの方はご注意くださいね。

 

 

 

 

 

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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