院長ブログ

シミを取るのは難しい。

2020.11.21

シミを取るのは難しい。

どうも若いドクターにとってシミは簡単に治せるものに見えるらしい。   シミはレーザーを打つと取れるんでしょ?   いやいや、そんな簡単なもんじゃございません。。   シミの色素を狙ってレーザーを照射すると確かにメラニン色素を持った細胞はなくなります。(=シミが取れる)   レーザー治療では(種類にもよりますが)多くの場合、ほぼ一度の治療でシミは取れて一旦きれいになりますがそのまま放置するとまた再発してきます。   シミの発生には表面のシミのさらに下にある真皮という組織の中に鍵があります。   真皮内にある、メラニンを作れと指令を送る細胞の活動が止まらないとまたメラニン色素の供給が始まりシミが再発してきます。   すなわちシミの治療に肝心なのは表面の治療だけでなく、その下の真皮のコンディションを整えることが大変重要になってきます。   多くの方は手間やお金の問題で一度シミをとって終わりになります。そして再発をしたときにレーザーの再照射を希望されます。   もちろんそれも一つの考え方でよろしいかと思います。   さらにもっと良くしたい、良い状態を維持したいと言う方には表面のシミをとった後に真皮のコンディションを上げるという意味でさらにロングパルスレーザーやレーザートーニング、フラクショナルピコレーザーなど真皮を刺激する治療をお勧めしています。   シミ治療とは簡単なものではありません。機械さえ買えばシミが良くなるものでもありません。   その僕もたくさんの機械を買いましたがまだまだ修行の身。機械の進歩と共に常に勉強に励んでいます。   色々考えがあって今年中にまた機械買うかも。。   連休明けからまた頑張ります!                      

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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