院長ブログ

ピーラーで指の表皮を削ぎ落した場合の対処法|キズパワーパッドでの応急処置も解説

ピーラーで指の表皮を削ぎ落した場合の対処法|キズパワーパッドでの応急処置も解説

皮膚科医をしていると、料理をしていてピーラーで指の皮を思い切り剥いてしまったという相談は珍しくありません。

本記事では、ピーラーで指の表皮をそぎ落とした場合の対処法についてご紹介します。

 ピーラーで指の表皮をそぎ落とした場合の対処法

ピーラーのみならず、刃物で皮膚を薄く削ぐと毛細血管がたくさん切れるので出血が多めです。

また、料理中は手が濡れていることも多くいため出血量が多く見え、パニックに陥る方も。

まずガーゼなどで止血する

まず何をしたらよいかというと、何よりも優先すべきは止血です。

簡単にいうとガーゼ等で押さえるだけです。

やってはいけないこと・注意点

やってはいけないことは「血が止まったかな?」とすぐに傷口を確認してしまうこと。

せっかくガーゼなどで押さえていたのに取り外すと、すぐまた出血するので一からやり直し。

何度も確認していると血が止まらなくてだんだん不安になってきます。

ですから一旦止血のためにガーゼなどで押さえたら、最低でも数時間は決して開けないことです。でも指が紫色になるまで強く押さえてはいけません。

ピーラーで指の表皮をそいでしまった場合の処置はキズパワーパッドがおすすめ

止血後、病院ですとハイドロコロイドという創傷被覆材を貼り付けます。

ご自宅の場合はキズパワーパッドを購入されるとよいと思います。

ピーラーやスライサーで指がえぐれた時はキズパワーパッドがおすすめ

ハイドロコロイドを使用すると、傷の深さにもよりますがおそらく10日前後で完治します。

ピーラーで指の表皮をそぎ落としたときの受診の目安

傷を確認したときに皮膚の下の組織、黄色い脂肪組織が見えているような場合は相当に傷が深いので、直ちに病院を受診しましょう。

まとめ

料理をよくされる方は、ピーラーで指の皮を剥いてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。

傷も深くなく出血量も少なければご自宅で処置していただければと思いますが、もし出血が止まらなかったり、いつまでも激痛が続く場合は医療機関にかかりましょう。

刃物による怪我は内科や形成外科がまず頭に浮かぶところですが、皮膚科でも処置可能です。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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