院長ブログ

脇の多汗症治療薬・エクロックゲル®︎について。

2020.11.26

脇の多汗症治療薬・エクロックゲル®︎について。

先日、脇の多汗症治療薬・エクロックゲル®︎が発売されました。   脇の多汗症に対しての初めての外用治療薬です。  

  脇汗に悩む人にとって朗報かと思いましたが、発売直前になって厚労省から注文がつきました。   まず適応が「原発性腋窩多汗症」のため、「原発性腋窩多汗症の診断基準を満たすこと」   診断基準とは、   局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま6 カ月以上認められ,以下の6 症状のうち2 項目以上あてはまる場合 1)最初に症状がでるのが 25 歳以下であること 2)対称性に発汗がみられること 3)睡眠中は発汗が止まっていること 4)1 週間に 1 回以上多汗のエピソードがあること 5)家族歴がみられること 6)それらによって日常生活に支障をきたすこと   エクロックゲルはこれらを満たして初めて処方が可能です。   多汗症の重症度は当初言われていたほど気にしなくて良さそうです。 (保険適応上変更があるかも知れませんが)     これに当てはまらない方には従来通り塩化アルミニウム溶液外用、ボトックス注射(自費)等を使います。   お悩みの方はぜひご相談ください。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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