院長ブログ

しもやけ(凍瘡)対策|ステロイドやビタミンEによる治し方も解説

2021.01.15

しもやけ(凍瘡)対策|ステロイドやビタミンEによる治し方も解説

最低気温が5度を下回ってきますと急にしもやけ(凍瘡)の患者さんが増えます。

特に子供たちのしもやけが急増します。  

しもやけの症状

足の指や側面に現れたしもやけの臨床症状。ステロイドやビタミンEによる治療と、最も効果的な予防法である靴の防寒。

しもやけは低温により皮膚がダメージを受けた状態です。

指や耳など先端によく発症します。指ですとソーセージみたいに腫れて痛痒くなります。

さらに血行不良が過ぎると紫色になり、皮膚が一部壊死してしまうこともあります。

しもやけの治し方

薬での治療はステロイド外用剤やビタミンE内服、場合により漢方を使うこともあります。

しもやけ対策には予防が一番

しかし、しもやけ治療にとって最も大切なのは「予防」です。

つまり、冷やさないこと。

この地域全般に言えることですが、寒さ対策が少々緩めです。

例えば学校への通学の靴は夏のものと一緒。

学校に行けばペラペラのスリッパや上履きを履く。

しかも教室は感染対策で窓を開け放っている…。

これでは全く防寒はできません。誰でもしもやけになってしまいます。

靴下を5本にするのはどうですか?靴下を分厚くしたらいいですか?と質問されますが、これらの効果はあってもほんのわずかです。

しもやけ対策には「靴下」より「靴」が重要

しもやけの1番の対策は、靴下でなく「靴」を防寒性能の高いものに変えることです。

アウトドアショップなどに売っているような−10度対応とか書いてある靴のことです。

僕は極寒の中、時々海辺に行って釣りを楽しみますが、どんなに靴下を厚くしてもカイロを靴底に入れても靴がペラペラだとあっという間に足先が凍えてしまいます。  

ところが靴を防寒性能の高いものに変えると全く寒さを感じませんし、しもやけになることもありません。  

残念なことにこの地域の学校では防寒靴を通学靴として許可してくれない場合が多くあるようです。

また学校に行けば床暖房のようなものはどこにもついてません。

すなわち子供たちはほぼしもやけ確定組になっています。

登下校や校内で防寒靴が使えないようでしたらせめて帰宅後や休日には防寒性能の高い靴を履かせてあげてください。

発熱靴下やカイロも効果あり

発熱靴下やカイロも多少の効果はあります。

また、お風呂でのマッサージは一時的なものであり症状の改善効果はあまりないものと思います。

これから数ヶ月寒い季節が続きますので色々と工夫して見てくださいね。

今日はしもやけ対策でした。

まとめ

しもやけなど冬ならではの皮膚に関してのお悩みは、ぜひ咲くらクリニックまでご相談くださいませ。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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