院長ブログ

マスクの時代の診察スタイル

マスクの時代の診察スタイル

今年はコロナのためにマスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの3つが奨励されています。   当然ながら外来に来られる患者さんの全員がマスク着用で診察室に入ってこられます。   ほんとに皆さん私たちにも気を使ってくださいまして、顔の診察時でも鼻や口を押さえながら必要最小限だけ患部を出してくれるなど工夫してくださいます。   でもやはり顔全体を見ないと何も言えない場合も多く、こちらも申し訳ないなあ、と思いながら「マスクを外して」とお願いすることもしばしばです。   マスクを一瞬だけ外してくださることも多いのでその一瞬でこちらも診察を行います。   ですからマスクを外す瞬間に全集中。ごく短時間で治療方針を決定します。   これは新しいスタイルの皮膚科診療と言いましょうか。こういう診療スタイルにもだいぶ慣れてきました。   皮膚科の診察は他科に比べて短時間で終わることが多く、お部屋に長時間滞在しないために感染リスクは低めであり、幸い私もスタッフも現在まで無事で過ごさせてもらっています。   現在報道がされていないだけで実はあちらこちらの学校や会社でコロナ患者さんが発生している状況です。私たちが無事で過ごせているのは単に幸運なだけなのかもしれません。   なのに困ったことに、どこかの会社や病院でクラスターが発生しようものなら相変わらずひどい差別や偏見が起こっているようです。差別や偏見を行う人は自分が同じ立場になったらどうなるのか全く想像が働かない貧しい人なのだろうと思います。   コロナウイルスは多くの人間が抗体を持つまでまだまだ感染拡大し続けます。つまりこれからも誰しもがうつる可能性があるがためにつまらない差別は行わないようにしたいものです。   冬の寒い時期はウイルス感染症が増加します。皆様どうぞお気をつけて冬の時期をお過ごしください。    

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

タグ一覧
全て表示する