院長ブログ

コロナの予防注射

2021.01.30

コロナの予防注射

来月末には新型コロナウイルスワクチンの接種が始まるとの報道がありました。   ワクチン接種は心から賛成です。重症化する人を減らし社会が正常化するには不可欠なものだからです。   しかし少々疑問が。   ワクチンが手に入ったとして一体誰がどこで打ってくださるのでしょうか?   接種はもちろん私たち医師が担当することになるのですが、何万人にも接種するとなるとこれまた大変です。   現在は行っていませんが、当院では数年前までインフルエンザワクチンの接種を行っていました。内科の先生ほどではないのですが1シーズンで500人程度でしたでしょうか。   平日で毎日20人ずつ、土曜日の午後だと50名くらいに接種していました。   問診票を配り、検温をし、お部屋に誘導し、注射器に薬を詰め、接種し、お会計とまでとなると相当な手間だったことを思い出します。   スムーズに流れていても50名をこなすのに1時間から1時間半くらいの時間を要したかと思います。   医師一人に対して熟練したスタッフが10人以上サポートについて、この時間です。   安城市ではどこで接種するのか、誰が接種するのかなどまだ何も決まっていませんが、市内の医師全部が総出でやらないと何万人もの接種はとても終わりそうにありません。   安城市はまだ総合病院もあったり、開業医の数もそれなりにたくさんいますので接種するためのスタッフはなんとか確保できるかと思いますが、山間部や過疎地の自治体はどうするのでしょうか?   ワクチンの輸送の問題や接種場所の確保、接種スタッフの確保、etc   ワクチンが出来たからすぐに収束! とはいかず終わりまではまだまだ遠い道のりのようです。                      

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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