院長ブログ

わきの臭いを軽減する方法。→ワキガの手術は絶対に勧めません。

わきの臭いを軽減する方法。→ワキガの手術は絶対に勧めません。

夏になってきますとわきの臭いの相談が増えてきます。   脇の臭いは自分から発する臭いではありますが、ほとんどは自分自身の体のせいではありません。   臭いの元は汗を分解して臭いを発する細菌。体表面に存在する細菌が悪さをしています。   ですから臭いの原料となる汗をおさえてあげたり、体表面に存在する細菌の殺菌抗菌をしてあげると臭いは軽減します。  

当院でよく勧めているのはデオドラント外用剤シリーズ。(先日当院インスタでも紹介しました)   こちらは(株)ケイセイさんから発売されているクリニック限定発売のデオドラント外用剤 『D-シリーズ』 です。   左から頭髪用、頭髪皮脂汚れ落とし、ボディーソープ、クリーム、スティック、です。   脇の臭いには右端のスティックタイプが使いやすいです。価格は1500円+税   デオドラントを塗った上にさらに病院から処方する抗菌薬を外用すれば多くの方は臭いが軽減します。   もっと簡単にお金をかけずに処置をするなら定期的に洗い流す、拭き取るでもある程度効果がありますね。   ところで、ワキガの手術はどうなの?という質問が時々ありますが、個人的には絶対に勧めません。   手術療法は術後の瘢痕(キズ)がひどい上に再発例もかなり多く推奨しません。   ↓ これが美容外科でのワキガの手術跡。下手な手術だとこんなことになります。この傷は残念ながら改善することはなくほぼ泣き寝入りです。

    これでもワキガの手術したいですか?   このように手術は絶対に勧めませんので、もしもデオドラント外用剤と抗菌薬では効果が物足りないという人にはA型ボツリヌス毒素注射(通称:ボトックス注射)をお勧めしています。   ボトックス注射では4〜6ヶ月ほど汗をブロックしますので臭いは圧倒的に軽減します。(当院では税込35,000円)   あと珍しいケースですが、過去どんな処置をやっても自分の臭いが気になって仕方ない、という方で蓄膿症(鼻の奥の骨の空洞にくさい膿がたまる病気)だった方もいらっしゃいました。   臭い問題は色々深刻なケースもあるのですが、意外と簡単に解決できることも多いのでぜひご相談ください。   どうぞよろしくお願いいたします。                      

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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