院長ブログ

今宵は座長のお仕事。今夜はアトピー性皮膚炎の最新治療のお話。

今宵は座長のお仕事。今夜はアトピー性皮膚炎の最新治療のお話。

いつもは自身が講演をすることが多いのですが今日は珍しく講演の座長を務めさせていただきました。

今回「初」座長。ちょっと気恥ずかしい気もしましたが自分もだいぶ歳をとったからな、と自分を納得させつつ引き受けました。

今夜はアトピー性皮膚炎の最新治療薬であるJAK阻害薬についての講演でした。具体的には「オルミエント」という内服薬についてです。

2018年にデュピルマブ注射(商品名:デュピクセント®︎注)が日本に導入されてから重症アトピー性皮膚炎の治療成績は飛躍的に向上しました。

そして2020年末には元々関節リウマチの治療薬であったJAK阻害薬「オルミエント」に重症アトピー性皮膚炎が適応追加となり、さらに強力に重症アトピー治療が可能となりました。

デュピルマブ注射については僕はいつも85点の薬、と言っていますが、今回のJAK阻害薬においてはその作用機序から考えるとデュピクセントを上回る点数がつけられそうです。僕はまだ使っていませんが色々な先生にお話を聞いた感じでは90点から95点といったところでしょうか。

デュピクセントでも皮疹が改善しない方やデュピクセントが以前ほど効かなくなってきた方、デュピクセントを使っても顔面頭部の症状が取れない方(デュピクセントでは一定数いる)にJAK阻害薬は適しているものと思われます。

このJAK阻害薬、投与前に色々検査をしなくてはならず開業医にはちょっと使いづらい薬かなと思うところもあったのですが、使ってらっしゃる先生のお話を何度か聞いていますとそうでもなさそうだ、ということがだんだんわかってきました。

そうするとデュピクセントでもうまくいかない時の次の一手としてこのJAK阻害薬はとても良さそうです。いつでも使えるようにさらに勉強を続けて準備したいと思います。

さて今日もみなさんお疲れ様でした。明日も頑張ります。

こちらもどうぞ。

院長の Instagram・公式ショップ

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

タグ一覧
全て表示する
  • 黒皮症を治す

    2026.09.03
  • 深いニキビ跡の凹みに|TCAクロスで肌の凹凸を整える

    2026.08.30
  • 目元の小じわ・ハリ不足に|バイオリジェン2回の症例をご紹介

    2026.08.30