院長ブログ

鼻の横の赤みとカサカサが治らないのは口囲皮膚炎かも|塗り薬や治し方を解説

鼻の横の赤みとカサカサが治らないのは口囲皮膚炎かも|塗り薬や治し方を解説

鼻の横 カサカサ

40代の男性。

鼻の横のかゆみと赤みが治らないと受診されました。

ステロイド外用剤と抗菌剤を塗っていたらさらに悪化したそうです。

鼻の横のかゆみと赤みが治らない原因は何?

昔からこのような症状は、皮膚の脂っぽいところに出現するので 「脂漏性皮膚炎」 という名前で呼ばれます。

脂漏性皮膚炎の治療は一般的にステロイド外用剤と抗菌剤のニゾラールがよく使われます。

しかし治療を続けてもなかなかすっきり治らないことが多くあります。

そこで当院では少し違う視点でみてみることにしました。

投薬内容を変更し4週間後の様子

鼻の横 赤み

こちらは視点を変え、投薬内容を変更し4週間後の経過です。

すっかり治っているのがわかります。

脂漏性皮膚炎と診断していた時代はまず4週間ですっかり治ることはありませんでした。

さてどう視点を変えたかというと、 脂漏性皮膚炎ではなく口囲皮膚炎の一種と考え、ミノサイクリン内服とロゼックス外用を行ったのです。

口囲皮膚炎は「酒さ」とも表現されることがあります。

この結果から、 鼻の横の皮膚炎は脂漏性皮膚炎ではなく、口囲皮膚炎(酒さ)の一種である可能性が高いと思っています。

その証拠に同様の症状の方に対してミノサイクリンとロゼックスを処方しますとほぼ全員停滞することなく治ります。  

このようにいままでの常識は非常識であるかもしれませんね。  

他院治療で治らないときはご相談くださいませ。  

今日もがんばりましょう!  

まとめ

鼻の横のかゆみと赤みでお悩みなら、ぜひ当クリニックまでご相談ください。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

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