院長ブログ

酒さを治すにはもっと詳しく診断しないと治りませんよ

酒さを治すにはもっと詳しく診断しないと治りませんよ

他院で酒さと診断されて治療していたが治らず当院に来院された患者さん。 当院の診断でニキビダニが検出されたのでニキビダニ治療を行なって8週間で略治した方です。   酒さという病名はいわば「あなたの顔は赤いですよ」という程度の診断です。 もっと細かく診断しますと、ニキビダニ、口囲皮膚炎、毛包炎、単なる湿疹、単なるニキビ、毛細血管拡張症などに分類されます。   この分類のなかで通常の酒さ治療(ミノサイクリン内服とロゼックス外用)によく反応するものもありますし、反応しないものもあります。つまり酒さのなかでも詳しい診断を間違うと治るものも治らないということです。   酒さに対して、ステロイド、ニゾラール、プロトピック(タクロリムス)、コレクチムが処方されているケースをよく見ますがいずれも酒さには効果がなく、むしろ悪化することが多くあります。   酒さという病名が有名になってきましたが残念ながら正しい診断ができるドクターがまだ少ないように思います。今度開設する東京院では教育機関としての側面も持ち合わせていますので勉強したい方はご一緒にどうぞ。      

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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