院長ブログ

ニキビ治療の成功の秘訣はどのタイプのニキビかをしっかり見極めること

ニキビ治療の成功の秘訣はどのタイプのニキビかをしっかり見極めること

ニキビには大きく分けて、大きく腫れ上がる膿疱嚢腫型と毛穴の角質がザラザラとさわる毛孔角化型があります

ニキビが治る方法。 ニキビには大きく分けて、大きく腫れ上がる膿疱嚢腫型と毛穴の角質がザラザラとさわる毛孔角化型があります。 膿疱嚢腫型の特徴は、一般的なニキビ治療薬のエピデュオ、ベピオ、ディフェリンといった外用剤がほとんど効かないことが特徴です。もっとも効くのは抗生剤内服。特にミノサイクリン200mgが著効します。100mgだと迫力不足。治療ガイドライン上ではビブラマイシンの方が格上になっていますのでビブラマイシンでも可です。しかし本当に治らないときはミノサイクリンの勝ちです。ただしミノサイクリンは色素沈着や眩暈、ふらつきといった副作用に気をつける必要があります。ビブラマイシンの方が副作用は少なめですが、ミノサイクリンと同様の副作用が出現することがありますのでご注意下さい。当院ではミノサイクリンで副作用がでるときはロキシスロマイシンに変更しています。 一方で毛孔角化型のニキビはディフェリンやベピオ、それらの合剤であるエピデュオが著効することが多いです。当院ではガイドラインとは異なりエピデュオから開始しますが、皮膚剥離やヒリヒリが強くてエピデュオが継続使用できない場合ではディフェリンに変更すると継続できることがほとんどです。 ニキビ治療の成功の秘訣はどのタイプのニキビかをしっかり見極めることかと思います。実際には混合タイプも多くありますので現実的にはちょっとだけノウハウが必要です。 明日から頑張りましょう。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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