院長ブログ

外用剤を塗っているにもかかわらず治らない口の周りのぶつぶつがあれば口囲皮膚炎である可能性が高い

外用剤を塗っているにもかかわらず治らない口の周りのぶつぶつがあれば口囲皮膚炎である可能性が高い

今日ご紹介するのは口囲皮膚炎と言われる症状について。酒さと診断されることもありますが厳密には本物の酒さではなく酒さ様皮膚炎。 口囲皮膚炎は口腔内のバクテリアやステロイド外用等の誤用で発症するとされています。コロナ以降、マスク生活が広がり患者さんが増えたように感じています。 よく湿疹と間違われていることがあり、ステロイド、ニゾラール、タクロリムス(プロトピック)、コレクチム、モイゼルトが処方されています。 これら外用剤を塗っているにもかかわらず繰り返して治らない口の周りのぶつぶつがあれば口囲皮膚炎である可能性が高いです。 治療はステロイド、コレクチム等の抗炎症外用剤をすべてやめさせ、抗菌剤内服とメトロニダゾール外用(ロゼックス軟膏)を進めていきますと数ヶ月のオーダーで治癒します。 ステロイド等をやめさせると一時的にものすごく悪化することもありますが、つらい時期を耐えるとその後良くなっていきます。 お困りの方はご相談くださいませ。 今日も遠く九州から相談がありました。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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