院長ブログ

ニキビダニ:ニキビと違うのは膿疱の大きさと痒みの存在

ニキビダニ:ニキビと違うのは膿疱の大きさと痒みの存在

30代女性,頬の赤みと軽度の痒みを訴えられます。この方のお顔をみて、湿疹か普通のニキビと診断しますでしょうか。答えはニキビダニ。ピンセットで取り出して顕微鏡で見ます。

 

臨床家からコメントしますと、赤みがあってむず痒さを伴うような方からはニキビダニは高い確率で検出できますが、痒みもなく膿疱もなく、赤みもない方からはどんなにがんばってもうまく検出ができないのが実際です。
川制作所の無鉤アドソン鑷子はほどよいギザギザがあり、安くて使いやすいと思います。

カスタマイズ治療研究会でお話ししたニキビダニ症例の復習。 5.6名のニキビダニ患者さんがやってきました。 30代女性,頬の赤みと軽度の痒みを訴えられます。 この方のお顔をみて、湿疹か普通のニキビと診断しますでしょうか。 答えはニキビダニ。ピンセットで取り出して顕微鏡で見ます。 ニキビと違うのは膿疱の大きさと痒みの存在。 健常人にも高確率で存在する、という論文がありますが、 臨床家からコメントしますと、赤みがあってむず痒さを伴うような方からはニキビダニは高い確率で検出できますが、痒みもなく膿疱もなく、赤みもない方からはどんなにがんばってもうまく検出ができないのが実際です。 0.1mm程度の小膿疱があり、むず痒く、赤みが伴う場合には積極的に顕微鏡検査をおすすめします。ちなみに大きな膿疱には大抵いません。とるなら紅斑が強い毛穴か小膿疱(0.1mm)からがオススメ。 鏡検時に使うセッシでもニキビダニの検出率は大きく変わります。セッシのギザギザが荒いと上手く取れません。最近見つけた荒川制作所の無鉤アドソン鑷子はほどよいギザギザがあり、安くて使いやすいと思います。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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