院長ブログ

シミ治療時に時々遭遇するグレーのシミ

シミ治療時に時々遭遇するグレーのシミ

グレーに見えるのは炎症反応により真皮に滴落したメラニンのため
レーザー照射の結果。通常のシミより色沈は早く抜ける傾向あり

6月18日のカスタマイズ治療研究会で僕が指摘していたのがLPLK(扁平苔癬様角化症) シミが肉眼で茶色に見えるのに対してLPLKではグレーに見えます。シミ治療時に時々遭遇しますよね? グレーに見えるのは炎症反応により真皮に滴落したメラニンのためです。ダーモスコピーではペッパリングという所見として見えます。→細かいグレーの点々がお分かりになりますでしょうか。ペッパリングは脂漏性角化症や老人性色素斑の自然消退時に観察されます。 このグレーのシミは自然消退途中の色ですのでほっておいても勝手に消える可能性が高いのですが、早く消すためにはやはりレーザーが有効と考えています。 2枚目はレーザー照射の結果。LPLKにレーザーを打つとカサブタが取れたあと一時的に「色素沈着が強く」でますが、通常のシミより色沈は早く抜ける傾向にあります。 グレーに見えるシミはLPLKと覚えておきましょう。 ただし稀にメラノーマでも観察されますのでご注意くださいね。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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