院長ブログ

ヒアルロン酸と何が違う?いま注目される“新しいコラーゲン治療”

2025.12.26

ヒアルロン酸と何が違う?いま注目される“新しいコラーゲン治療”

コラーゲンの時代、再来。新製剤『コラージュ』の実力

その昔90年代、注入治療の主役はコラーゲンでした。しかし、アレルギーのリスクやヒアルロン酸の台頭により、次第に表舞台から姿を消していきました。
では、なぜ今またコラーゲンが見直されているのでしょうか?


文献的考察:ヒアルロン酸との決定的違い

医学的な観点から見ると、両者の役割は明確に異なります。

ヒアルロン酸(Space Filler)
物理的にボリュームを補い、空間を埋める役割。水分保持能力に優れますが、あくまで「異物」としてスペースを占拠します。

新世代コラーゲン(Bio-stimulator / Scaffold)
注入されたコラーゲンは、皮膚の構造を支える「足場(スキャフォールド)」として機能します。
文献的にも、注入部位には自身の線維芽細胞が遊走し、新たな血管新生と共に自己のコラーゲン生成(ネオコラジェネシス)が誘導されることが組織学的に示唆されています。

つまり、ただ膨らませるのではなく、「生理的な組織の再構築」を促す。これが、製剤が自身の組織へ置き換わっていくメカニズムです。


🔹 写真の症例(2回施術)

画像をご覧ください。目元の薄い皮膚において、ボリュームが回復し自然な若々しさが戻っています。
「いかにも入れました」という違和感が出ず、肌馴染みが良いのは、この生理的なプロセスによるものです。


⚠️ 考えられる副作用・リスク

• 数日続く膨らみ :多めに注入しますので必ず起こります。
• 内出血・腫れ・赤み:針を使用するため、一時的に生じることがありますが、数日〜2週間程度で消失します。
• 凹凸・硬結:稀に肌に馴染む過程で一時的な硬さを感じることがありますが、時間経過とともに自身の組織と馴染んでいきます。
• アレルギー・感染:技術の進歩によりアレルギーリスクは低減していますがゼロではありません。万が一の際は迅速に対応いたします。


次世代の肌育治療として

歴史は繰り返す、けれど技術は進化しています。
かつてのコラーゲンを知る方も、初めての方も。
次世代の肌育治療、ぜひ当院でご体感ください。

🌸全院にて対応


製剤情報

【コラージュ】
豚の真皮から精製したコラーゲン製剤
従来の製剤よりアレルギー性を低減させ濃度を高める特殊製法を採用
目元のへこみ、小じわに適応です
※国内未承認薬です。

(出典:咲くらクリニックインスタグラム)


最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

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