院長ブログ

治らない口のまわりのブツブツ…それ、口囲皮膚炎かもしれません

2025.08.25

治らない口のまわりのブツブツ…それ、口囲皮膚炎かもしれません

口の周りのブツブツが治らない。
これキチンと診断していますか?

誤診が多いよ、と書いて以来、全国から患者さんがやってきます。東京、福岡、大阪、京都…。果ては北海道まで。
診断は口囲皮膚炎。
酒さ様皮膚炎とも言われます。

原因は口腔内の常在菌の一種が悪さをしている、などと考えられています。
アレルギーだの、よだれかぶれだのと言われ、ステロイドが出され一旦直るものの繰り返し続けて途方に暮れる、というパターンが多いです。

患者さんが担当医に、口囲皮膚炎ではないですか、と尋ねてもそんなのは違うと否定されて終わり。

ステロイド、プロトピック、コレクチム、モイゼルトは全部アウト。ニゾラール外用、論外です。
有効な治療は抗菌剤内服とロゼックス外用。

外用だけでも治らないことはないですが、内服があった方が早いです。大人はミノマイシンが一番いいけれど小児では歯が黄色く着色することがあるのでクラリスあたりが安全かと思います。ロゼックスが合わない人は亜鉛華軟膏外用でよく治ります。

*ステロイド等をやめさせますと一旦めっちゃくちゃ悪化しますがびびってステロイドやコレクチムを再開しないことです。

※どうしても病院に来れない方は薬局で亜鉛華軟膏を買ってきて塗ると数ヶ月かけて治ることがあります。お試しくださいませ。

(出典:咲くらクリニックインスタグラムより)

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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