足が臭い原因が水虫ではない理由|点状角質融解症の可能性も
足がひどく臭うのに水虫ではない——実はよくあるパターンです。今回は、足の悪臭の本当の原因と、短期間で改善できる治療法について解説しますね。足がひどく臭うのに水虫ではない|その原因とは足
記事を読むわきがや足のにおいは、汗と、その汗を分解する皮膚の菌、蒸れなどが関係して起こります。人には言いにくい悩みですが、皮膚科で診察を受けられます。当院では、においのもとが汗の多さか、皮膚の病気かを見分けて、原因となる病気を保険診療で治療します。
わきがは、わきの下にあるアポクリン汗腺の汗が、皮膚の表面の菌に分解されて出るにおいです。この汗腺は陰部などにもあり、思春期になると、性ホルモンの影響で汗が増えます。親子で見られることも多く、体質が関わります。
足の裏の汗は、アポクリン汗腺とは別の汗腺から出ます。この汗に含まれる成分を皮膚の菌が分解してできる物質が、足のにおいの主な原因です。
汗が多くても、においが強いとは限りません。汗の量はふつうでも、皮膚の炎症や菌による病気で、においが強くなることがあります。そのため、汗の量だけでなく、わきや足の皮膚も診ます。
わきの汗が多く、多汗症と診断した場合は、汗を抑える保険の塗り薬を使います。わき毛を処理したり、市販の制汗剤を使ったりすることでも、においが和らぐことがあります。
においが強い場合には、わきの汗腺を取り除く手術もあります。ただ、手術の傷あとは残り、においが戻ることもあります。においがごく軽い場合は、手術は勧められていません。当院では、この手術は行っていません。手術を考えている方には、においの強さを診たうえで、手術で起こりうることをご説明します。
足の裏に小さなくぼみがたくさんでき、ぬるぬるして強くにおうときは、点状角質融解症(てんじょうかくしつゆうかいしょう)のことがあります。細菌による病気で、足の汗が多い方によくみられます。この場合は、菌を抑える塗り薬で治療します。かゆみや皮むけがあるときは、水虫ではないかも顕微鏡で調べます。
足を洗ったあとは、指の間までよく乾かしてください。蒸れにくい靴下や靴を選び、同じ靴が湿ったままにならないようにしましょう。強い消毒や洗いすぎでかぶれると、かえって治りにくくなります。皮膚が荒れているときは、使っている製品もお知らせください。
においの感じ方には個人差があり、ごく軽いにおいでも、強く悩む方もいます。人に気づかれるのが不安で何度も洗うなど、生活への負担が大きいときは、そのこともお話しください。薬を増やすだけで済ませず、お悩み全体をうかがいます。
| 費用の目安 | 保険診療(自己負担は、保険の負担割合によります) |
|---|---|
| 主な症状 | わきや陰部のにおい、服のわきの黄ばみ、足のにおい、足の裏のくぼみ・ぬめり |
| 主な原因 | 汗と、汗を分解する皮膚の菌、蒸れ。足では、細菌による点状角質融解症が関わることもあります |
| 主な治療 | わきの汗を抑える塗り薬(多汗症と診断した場合)、足の裏の細菌の病気や水虫の治療、洗い方などのケアのご説明 |
| わきの汗を抑える塗り薬を使えない方 | 閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)の方、前立腺肥大で尿が出にくい方 |
| 診察でお伝えください | わきの汗を抑える塗り薬を使う場合は、緑内障の方(種類が分からない場合も)、前立腺肥大の方、わきに傷・湿疹・かぶれがある方、妊娠中・授乳中の方、お子さま |
| 受診の目安 | ケアをしてもにおいが続く、においが気になって外出を避けている、足の裏にくぼみやかゆみがある |
| 受診できる院 | 安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院 |
施術の特徴や経過を、院長ブログでご覧いただけます。
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