院長ブログ

ヒアルロン酸注射による下顎のボリューム形成|顔の印象を整えるポイントを症例で紹介

ヒアルロン酸注射による下顎のボリューム形成|顔の印象を整えるポイントを症例で紹介

ヒアルロン酸注射による若返り術を年間かなりの数やらせていただいておりますが、

最近思うことを少し。

ほうれい線へのヒアルロン酸注射と中顔面へのアプローチ

今も昔も一番多く聞かれるのが「ほうれい線をなんとかしたい」という相談です。ほうれい線へのヒアルロン酸注射では、ほうれい線直下だけでなく、状態に応じて上部からのアプローチを検討することがあります。

加齢などによって減少した下眼瞼から頬骨部分(中顔面)のボリュームを補うことも、治療方法の一つです。

目の下から上唇付近までの中顔面の範囲を示したイラスト

海外から来た先生がおっしゃるには、頬骨弓上に打ち込むことで斜め上への引き上げが期待できるとのことですが、もともと欧米人に比べて顔面の幅がある日本人には、あまり向いていない手技だと私は考えています。

ですから最近は頬骨弓上に打つのはやめています。頬骨上への注入ではアンカー効果が期待できるため、頬骨弓よりも上部に注射しています。

あとは眼窩下縁に。眼窩周辺には重要な血管が走行しているため、解剖学的構造に注意しながら注入する必要があります。目の下のくぼみに対しても、状態に応じてヒアルロン酸注射を行うことがあります。

ヒアルロン酸注射では下顎の形も重要

これまでは中顔面(唇から目の間)の改善ばかり注目していたのですが、最近になって下顎の存在の大きさに気づきました。

若返りのためのヒアルロン酸注射においては中顔面の改善は大変重要ですが、さらに下顎の形を整えることで、顔全体の印象にも変化がみられる場合があります。

顎の形は、顔全体の印象を左右する要素の一つと考えられます。

下顎へのヒアルロン酸注射の症例

うちの40代スタッフでその効果を見てみました。

ヒアルロン酸注入前

下顎のヒアルロン酸注射によるボリューム形成前の症例写真

唇から顎先までの痩せが目立ちます。口角が下がりマリオネットラインも目立ってきています。

ヒアルロン酸注入後

下顎のヒアルロン酸注射によるボリューム形成後の症例写真

本症例では、下唇から顎先までのボリュームを補う目的でヒアルロン酸を注入しました。

顔全体をお見せすることはできませんが、下顎を含めて顔全体のバランスを考慮して施術しています。

このように、ヒアルロン酸注射では中顔面だけでなく、下顎を含めた顔全体のバランスを考慮することも大切です。

ヒアルロン酸注射のリスク・副作用

ヒアルロン酸注射では、以下のようなリスク・副作用が生じることがあります。

  • 腫れ
  • 赤み
  • 痛み
  • 内出血
  • しこり・凹凸
  • 左右差
  • 感染
  • アレルギー反応
  • 血流障害・血管塞栓
  • 皮膚壊死 など

使用したヒアルロン酸製剤

今回使用した材料:アラガン社 ジュビダームビスタ®️ ボリューマXC 1本

まとめ

下顎のボリュームにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

タグ一覧
全て表示する
  • 黒皮症を治す

    2026.09.03
  • 深いニキビ跡の凹みに|TCAクロスで肌の凹凸を整える

    2026.08.30
  • 目元の小じわ・ハリ不足に|バイオリジェン2回の症例をご紹介

    2026.08.29