院長ブログ

額のシワにはボトックス。でも打ちすぎには注意。

額のシワにはボトックス。でも打ちすぎには注意。

額のシワにはボトックス注射が有効です。   ボトックスは筋肉の動きを制限しますので筋肉の動きで出来るシワには有効です。   すなわち目尻やおでこのシワ治療にはボトックス注射が有効なわけです。   しかし、外来で色々聞いていているとボトックスには嫌な思いをした方もたくさんいらっしゃいます。   特におでこのしわへのボトックス。   前医で打ちすぎて眼瞼下垂を起こしてしまい、目が開けにくい状態が続いたのでもう懲り懲りだ、というものです。   そうなんです。おでこのボトックスは打ちすぎに注意。   日本人の9割は眼瞼下垂を持っていると言われます(モノを見るときに眉毛が上がるようだともう眼瞼下垂。)   眼瞼下垂の人はおでこの筋肉を使って眉毛を上げないと目が開きませんのでおでこの動きをボトックスで強く制限してしまうとまず眼瞼下垂を起こします。

↑。この数打つとアウト。まず失敗作です。   でも結構やっちゃってますね。他院のインスタの動画で、おでこにボトックスをバンバン打っていて「それうちすぎ!」と思うやつはたくさんあります。   日本人の特性である眼瞼下垂を考慮して打っているクリニックは意外に少ないのかもしれません。   また打っている医師の経歴にも関係があるかもしれません。例えば専門医クラスの形成外科医は眼瞼下垂をよく理解しているかと思いますが皮膚科医だとあまり理解している人は少ないです。   おでこのボトックスは控えめに。   患者さんもただ受けるだけでなくどこにどう打ってもらえるかをちゃんと確認して、どういう結果になるかを理解をしてから打ちましょう。                                

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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