院長ブログ

皮膚科でも見逃されやすい『口囲皮膚炎』の正しい診断と治療法

皮膚科でも見逃されやすい『口囲皮膚炎』の正しい診断と治療法

口の周りのブツブツが治らない。

※最近あちこちでバズっている動画はウチの患者さんです。



こちらの写真の診断は口囲皮膚炎です。
酒さ様皮膚炎とも言われます。

原因は口腔内常在菌の一種が悪さをしているなどと考えられています。(不明なことも多い)

⚠️以下よくある例。よく読んで❗️

アレルギー、よだれかぶれ、などと言われ、
✅ステロイド(ロコイド、キンダベート等)
✅コレクチム軟膏
✅ニゾラールクリーム
✅モイゼルト軟膏
✅プロトピック軟膏
が処方され、塗れば一旦直るもののやめたらすぐに再発して途方に暮れてしまう。
別のクリニックにかかるも同じようなお薬をだされて上記繰り返し、というパターンが多いです。

また患者さんが担当医に口囲皮膚炎ではないですか?と尋ねても「そんなのとは違う」と否定される…😱
あまりご存知でない皮膚科も何故か多い疾患です。

⚠️有効な治療は抗菌剤内服とロゼックスゲル外用です。

外用だけでも治らないことはないですが、内服があった方が早いです。
大人はミノマイシン内服が一番ですが小児では歯が黄色く着色することがあるのでクラリスあたりが安全かと思います。
※ロゼックスが合わない人は亜鉛華軟膏外用でよく治ります。
※ステロイド等をやめさせますと一旦悪化しますがびびってステロイドやコレクチム等を再開しないことです。

🌸どうしても病院に来れない方は薬局やネットで亜鉛華軟膏を買ってきて朝晩に塗ると数ヶ月かけて治ります。

ぜひお試しくださいませ。
困っている方はDMくださいね。

(出典:咲くらクリニックインスタグラム)


最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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