診療案内

赤あざ

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

赤あざ

赤あざは、皮膚の血管が関係する赤いあざや盛り上がりの総称です。乳児血管腫(いちご状血管腫)と単純性血管腫では経過が異なり、診断に合わせて治療の時期と方法を決めます。乳児血管腫と単純性血管腫の色素レーザーの治療は、保険診療です。

こんな症状の方へ

  • 生後まもなく、赤く盛り上がったあざが出てきた
  • 生まれたときから、平らな赤いあざがある
  • 赤あざの色が、年齢とともに濃くなってきた
  • 治療した赤あざが、また赤くなってきた

種類によって自然な経過が違います

乳児血管腫は、生後2週間ごろから目立ってくる、赤く盛り上がったあざです。多くは6ヶ月ごろまで大きくなり、5歳ごろにかけてゆっくり小さくなります。大きく盛り上がったものでは、皮膚のたるみや細い血管が残ることがあります。

乳児血管腫(いちご状血管腫)の例
乳児血管腫の例

単純性血管腫は、生まれたときからある平らな赤いあざです。自然には消えず、体の成長に合わせて広がります。大人になると色が濃くなり、盛り上がってくることもあります。同じ平らな赤あざでも、まぶたや眉間のサーモンパッチ、うなじのウンナ母斑は、5歳ごろまでに薄くなることがあります。

赤ちゃんの赤あざは、場所と大きくなる速さを診ます

まぶたや鼻、口、耳の近くの乳児血管腫は、大きくなると、見え方や呼吸、ミルクの飲み方、聞こえに影響することがあります。こうした場所にあるものや、急に大きくなっているもの、表面がただれているものは、まず飲み薬の治療(プラプラノロール内服)を考え、小児科のある病院をご紹介します。

自然に小さくなるのを待つこともできますが、消えるまでに何年もかかることがあります。照射で乳児血管腫が早く小さくなるかどうかは、まだはっきりした結論が出ていません。あざの場所や広がり、月齢を診て、待つか照射するかをご家族と相談して決めます。

血管に作用する色素レーザーで治療します

色素レーザーのVビームは、血液の赤い色に反応して、血管を壊すレーザーです。Vビーム照射は、安城本院で行っています。

照射のたびに色の変わり方を診て、変わらないときは、続けるかどうかを見直します。皮膚の深いところにある乳児血管腫には、レーザーが届きにくいことがあります。

乳児血管腫では、範囲が広くても麻酔は使いません。単純性血管腫では、基本的に塗る麻酔を使います。全身麻酔が必要な場合は、大学病院などをご紹介します。

色素レーザーで治療する前の乳児血管腫
治療前の乳児血管腫
色素レーザーを6回照射したあとの乳児血管腫
Vビームを6回照射したあとです。乳児血管腫は照射しなくても小さくなる時期があり、変化のすべてが照射によるものではありません。主な副作用は、紫斑(出ることが多くあります)・赤み・腫れ・かさぶたなどで、やけどや色素沈着が起こることもあります。

照射のあとの経過

照射のあとは、紫斑(内出血のような紫色のあざ)が出ることが多く、赤みや腫れが出ることもあります。色を完全に消すことは難しく、目立たないところまで薄くすることが治療の目標です。どこまで薄くなるかは、あざの種類や深さ、場所によって違います。

大きく盛り上がった乳児血管腫は、色が薄くなっても、ふくらみが残ることがあります。単純性血管腫は、治療のあと年月がたつと、赤みがまた出てくることが少なくありません。

受診の目安

  • 赤あざが、短いあいだに大きくなっている
  • まぶた・鼻・口・耳の近くや、おむつが当たるところに赤あざがある
  • 赤あざの表面がただれたり、出血したりしている

乳児血管腫は、生後数か月で急に大きくなることがあります。気になるときは、健診を待たずに受診してください。

この施術の要点

保険適用(費用の目安)乳児血管腫・単純性血管腫の色素レーザー照射は、保険診療です。自己負担は、保険の負担割合によります
主な症状生後まもなく出てくる赤く盛り上がったあざ(乳児血管腫)、生まれたときからある平らな赤いあざ(単純性血管腫)
主な治療色素レーザー(Vビーム)の照射。乳児血管腫で飲み薬の治療が必要な場合は、小児科のある病院をご紹介します
通院の目安照射の間隔は、乳児血管腫で1か月ほど、単純性血管腫で3か月ほどです
受診の目安急に大きくなっている、まぶた・鼻・口・耳の近くにある、表面がただれたり出血したりしている
受けられない方光線過敏症の方と、日焼けや色素沈着のある肌、ヘルペスが出ている部分、傷や感染のある部分(表面がただれた赤あざを含みます)、刺青・皮膚がんがある部分には照射しません
診察でお伝えください血液をさらさらにする薬や鉄剤、サプリメントを使っている方(紫斑が出やすくなります)、光に過敏になる薬を飲んでいる方、ケロイドができやすい方、光で発作が起きたことがある方、麻酔の薬でアレルギーが出たことがある方、持病のある方
受診できる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院(色素レーザーの照射は安城本院)

診察・治療の流れ

01

問診・診察

あざに気づいた時期と、大きさや色の変わり方をうかがい、治療が必要かを見きわめます。
02

治療の説明

経過を見るか照射するかと、照射の間隔や副作用をご説明します。
03

麻酔・照射

必要に応じて塗る麻酔をし、目を保護してからレーザーを当てます。
04

再診

色の変わり方と皮膚の状態を診て、次の照射の時期を決めます。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 照射のときに痛みがあります。塗る麻酔で、かぶれやかゆみが出ることがあります。
  • 照射のあとは、赤みや腫れが出ます。かゆみが出ることもあります。
  • 内出血のような紫色のあざ(紫斑)が出ることが多くあります。
  • 水ぶくれやかさぶた、やけど、冷却ガスによる凍傷が起こることがあります。
  • 乳児血管腫では、照射したところがただれる(潰瘍になる)ことがあります。
  • 色素沈着や、色が白く抜ける色素脱失、傷あとが起こったり、肌の色やきめが変わったりすることがあります。手足では、色素沈着が起こりやすいことがあります。
  • 単純性血管腫では、治療のあと年月がたつにつれて、赤みがまた出てくることが少なくありません。
  • 照射の前後は、日焼けを避けてください。強い痛みや水ぶくれ、ただれが出たときは、次の予約を待たずに、安城本院へご連絡ください。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

皮膚科・形成外科診療

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