院長ブログ

やけどの湿潤療法は万能ではない|傷の状態に応じた治療の判断

やけどの湿潤療法は万能ではない|傷の状態に応じた治療の判断

湿潤療法は有用な治療法の一つですが、どのようなやけどにも適しているわけではありません。傷の深さや感染の有無を確認し、状態に応じて治療を選ぶ必要があります。

本記事では、適応の判断や化膿のリスクなど注意点を解説します。

湿潤両方は万能ではない?

やけどで来ていた子が急に来なくなってたので心配していました。

結構深めのやけどだったのにね…。

と思っていたらそこのお母さんが別の用できて、子供のことを尋ねたら、「キズの湿潤療法」やっているところ探してそこに通っているといいます。

え?

 「湿潤療法」だったら咲くらクリニックでもやってますってば。お母さん。

わざわざそんなとこ行かんでも。

当院でも、傷の状態を確認しながら治療を行っています。

僕らがその子に湿潤療法をしなかったのは傷に細菌感染を起こしてたから。傷を評価した上で選択しなかったんだね。

ネットで良いと書いているからといって必ずそっちが良いと早合点したらいかんわな。☔

湿潤療法を行う際の注意点

その湿潤療法は良い治療ですが、誤解もたくさんあるのでご注意を。

傷ならなんでも効くというわけではないこと。

症例に応じて対応しないといけないこと。

湿潤療法は傷を早く治癒に持って行く可能性がありますが、傷が軽くなるわけではないこと。 

※湿潤療法は傷の治癒を助けることがありますが、深いやけどを浅くする治療ではありません。感染している傷に適さない創傷被覆材を使うと、感染が悪化することもあるため、傷の状態に応じた判断が必要です。

ネットで紹介されている方法が、目の前の傷にも合うとは限りません。特にやけどが深い場合や感染が疑われる場合は、傷の状態を確認してもらうことが大切です。

ということで皆様、

当院でも傷ややけどの状態を確認し、治療方法を検討しています。気になる傷があるときはご相談ください。

特に小さい子供を連れたお母さん、知ってて損はないですよ。

まとめ

傷ややけどの治療にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

最近はインスタへの投稿の方が多いので、こちらもぜひご覧ください。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

執筆・監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。

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