診療案内

やけど・キズの治療

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

やけど・キズの治療

やけど・キズの治療は、やけどや切り傷・すり傷の深さと広さ、場所を確かめ、洗浄や保護、必要な縫合を行う治療です。けがをしたあとも傷の状態は変わることがあるため、早めの処置と経過の確認が大切です。当院では、新しいけがの処置を保険診療で行っています。

こんなけがの方へ

  • 熱湯や油、アイロンなどで、やけどをした
  • 湯たんぽやカイロで、低温やけどをした
  • 包丁やガラスで、切り傷を負った
  • 転んですりむき、傷に砂が入った

受傷直後にできること

やけどをしたら、すぐに水道の流水で冷やしてください。冷やすと、痛みがやわらぎます。服の上から熱湯などがかかったときは、服を無理に脱がず、その上から冷やします。水ぶくれは、できるだけ破らないでください。小さなお子さんや高齢の方は、広い範囲を長く冷やすと、体が冷えすぎることがあります。

湯たんぽやカイロによる低温やけどは、痛みがほとんどなくても、深いやけどになっていることが多く、治るまでに長くかかります。早めに受診してください。

切り傷やすり傷は、水道水でよく洗って、砂や泥を落としてください。血が出ているときは、清潔なガーゼなどでしばらく押さえます。

受診の目安

次のようなときは、予約を待たずに救急の医療機関を受診し、重いときは救急車を呼んでください。

  • 水ぶくれ以上のやけどが、大人は本人の手のひら15枚分以上、子どもや高齢の方は10枚分以上の広さにある
  • 皮膚が白っぽく(黒っぽく)なり、痛みを感じにくいやけどが、本人の手のひら2枚分以上の広さにある
  • 顔・手・足・陰部に、水ぶくれができるやけどや、皮膚が白っぽく(黒っぽく)なるやけどをした
  • 煙や熱い空気を吸った、息が苦しい
  • 電気や薬品でやけどをした
  • 切り傷で、押さえても血が止まらない、指先がしびれる・動かしにくい・白っぽくなった

次のようなときも、早めに受診してください。

  • 水ぶくれができた、皮膚が白っぽく変わった
  • 傷口が開いている、砂やガラスが入った
  • 赤く腫れてきた、痛みが強くなる、うみが出る

傷に合わせて処置します

やけどの深さは、水ぶくれの下の皮膚の色や、痛みの感じ方を診て見きわめます。切り傷は、神経や腱が傷ついていないかも確かめます。

傷は水道水などでよく洗い、砂などの異物は、必要に応じて麻酔をして取り除きます。傷口が開いた深い切り傷は、縫い合わせます(縫合)。日にちがたって化膿した傷は、縫うとかえって化膿がひどくなるため、縫わずに治療します。

そのあとは、塗り薬や、傷を覆う被覆材で保護します。土や砂で汚れた傷は化膿しやすいため、はじめは傷を密閉する被覆材を使わず、塗り薬とガーゼで様子を見ることがあります。深さや場所によっては、専門の施設での処置が必要になることもあります。

処置後に気を付けること

家での洗い方や覆い方は、使っている塗り薬や被覆材に合わせてお伝えします。切り傷で縫合した場合は、縫った翌日からシャワーで濡らしてかまいません。濡らしてよいかは、処置のときにお伝えします。やけどは、乾かしすぎたり、細菌が増えたりすると深くなることがあるので、お伝えした手当てを続けてください。市販の消毒薬や軟膏は、自己判断で重ねて使わないでください。

傷跡が心配な方へ

傷跡の残り方は、傷の深さや、化膿したかどうか、場所、体質などで変わります。傷がふさがったあとも、2〜3か月ほどは赤みが続くことがあります。日焼け止めや帽子で紫外線を避けてください。

深い傷や、治るまでに時間がかかった傷は、傷跡が残ります。赤く盛り上がる肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイド、ひきつれになることもあります。こうした傷跡の治療も、ご相談いただけます。治療には保険が使えるものと使えないものがあり、内容と費用は診察でご説明します。

この施術の要点

保険適用(費用の目安)やけど・切り傷・すり傷などのけがの診察と処置は、保険診療です。自己負担は、保険の負担割合によります。仕事中や通勤中のけがは、労災保険の扱いになることがあります。交通事故など、ほかの人によるけがのときも、受付でお伝えください
主な症状やけど(熱湯・油・アイロンなど。湯たんぽやカイロによる低温やけどを含む)、切り傷、すり傷
主な治療傷の洗浄、砂などの異物の除去、縫合、塗り薬や被覆材による保護
通院の目安水ぶくれができる程度のやけど(Ⅱ度)は、浅いものは1〜2週間ほどで新しい皮膚ができます。深いものは3〜4週間ほどかかり、傷跡が残りやすくなります。皮膚が白っぽい・黒っぽいさらに深いやけどは、治るまでに1〜3か月以上かかり、皮膚の移植(植皮)の手術が必要になることもあります。縫った傷の抜糸は、1〜2週間後が目安です
受診の目安水ぶくれができた・皮膚が白っぽいやけど、低温やけど、傷口が開いた切り傷、砂や異物が入った傷、赤く腫れる・うみが出る傷
救急の医療機関を受診する目安水ぶくれ以上のやけどが、大人は本人の手のひら15枚分以上、子どもや高齢の方は10枚分以上の広さのとき。皮膚が白っぽく(黒っぽく)なり、痛みを感じにくいやけどが、本人の手のひら2枚分以上の広さのとき。顔・手・足・陰部に、水ぶくれができるやけどや、皮膚が白っぽく(黒っぽく)なるやけどをしたとき。煙や熱い空気を吸った・息が苦しいとき。電気や薬品によるやけど。押さえても血が止まらない、指先がしびれる・動かしにくい・白っぽくなった切り傷
診察でお伝えください糖尿病などの持病がある方、ふだん飲んでいる薬がある方(血液をさらさらにする薬など)、麻酔でアレルギーが出たことがある方
受診できる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院

診察・治療の流れ

01

問診・診察

けがをした時間と原因、持病や飲んでいる薬をうかがい、傷の深さと広さ、汚れや異物を確かめます。
02

処置

傷を洗い、必要なときは異物の除去や縫合を行って、塗り薬や被覆材で保護します。
03

再診

傷の治り具合と化膿していないかを診て、被覆材の交換や抜糸を行います。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 傷の洗浄や異物の除去、麻酔の注射には、痛みを伴います。
  • 麻酔の注射や、塗り薬・被覆材で、かぶれやアレルギーが起こることがあります。
  • 局所麻酔の注射で、気分が悪くなる・動悸がすることがあり、まれに息苦しさなどの強いアレルギー反応が起こることがあります。処置中に具合が悪くなったら、すぐにお伝えください。
  • 傷に細菌が増えて化膿すると、治るのが遅れたり、やけどが深くなったりします。被覆材の下に液がたまりすぎたときも、治りが遅れたり、化膿しやすくなったりします。
  • やけどの深さがあとからはっきりして、処置を変えることがあります。
  • 深い傷や深いやけどは、治ったあとに傷跡が残ります。盛り上がった傷跡(肥厚性瘢痕)やケロイドになる可能性も高く、関節の近くではひきつれ(瘢痕拘縮)になることがあります。傷がふさがったあとに、色素沈着が出ることもあります。
  • 縫った傷の抜糸が遅れると、感染を起こしたり、縫った傷の跡が目立つことがあります。
  • 傷が赤く腫れる、痛みが強くなる、うみが出る、熱が出るときは、次の予約を待たずに、処置を受けた院へご連絡ください。院の診療時間外で、熱が高い、赤みが急に広がるときは、救急の医療機関を受診してください。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。