診療案内

紫外線療法

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

紫外線療法

紫外線療法(光線療法)は、治療に使う波長の紫外線を皮膚に当てて、病気に関わる免疫の細胞の働きを抑える治療です。乾癬や掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、尋常性白斑、円形脱毛症などで、塗り薬だけでは治りにくいときに保険診療で行います。当院では、症状が出ている範囲や場所を診て、使う機器と当てる量を決めています。

こんな症状の方へ

  • 塗り薬を続けても、ひじやひざ、手のひら・足の裏の発疹が残っている
  • 白斑や円形脱毛症で、塗り薬のほかにできる治療を知りたい
  • アトピー性皮膚炎のかゆみや湿疹が、塗り薬だけでは抑えにくい

診断と、使っている薬を確かめます

紫外線療法を考える前に、まず病名をはっきりさせます。たとえば手のひらや足の裏のぶつぶつは、掌蹠膿疱症のほか、水虫や湿疹のこともあります。この治療で保険が使えるかどうかも、病名で決まります。

そのうえで、症状の広さと場所、これまでの治療をうかがいます。光に反応しやすくなる薬や、免疫を抑える薬を使っていると、紫外線療法を控えたり、当て方を変えたりします。使っている薬は、塗り薬や貼り薬、注射も含めてお知らせください。

症状の広さと場所で、機器を選びます

症状が体の広い範囲にあるときは、全身や半身にまとめて当てるナローバンドUVBを使います。ひじ・ひざや頭など、一部だけにあるときは、エキシマレーザーやエキシマライトなど、症状のある所に当てる機器を使います。まわりの健康な皮膚に、紫外線をなるべく当てずに済みます。

立ったまま全身や半身に紫外線を当てる、ナローバンドUVBの機器
全身や半身に当てるナローバンドUVBの機器(ダブリン7)
症状のある所だけに紫外線を当てる、エキシマライトの機器
症状のある所だけに当てるエキシマライトの機器(セラビームUV308)

全身や半身に当てる機器は、安城本院にあります。札幌院では、一部に当てる機器を使っています。

当てる量は少なめから始め、肌の反応を見ながら少しずつ上げていきます。エキシマは赤みや水ぶくれが出やすいため、同じ所に重ねて当てないように気をつけて照射します。

くり返し当てて、数か月ごとに見直します

照射による変化は1〜2回では分かりにくいため、くり返し当てながら様子を見ていきます。効き方は病気や部位によって違うので、数か月ごとに効果と副作用を確かめます。長く続けたときの皮膚への影響にも気をつけ、当てた回数も見ながら、続けるか、ほかの治療に切り替えるかを決めます。

こんなときは、早めにご連絡ください

  • 照射したところが、強く赤くなったり痛んだりしている
  • 照射したところに、水ぶくれができた
  • 照射のあと、発疹がかえって増えてきた
  • 照射のあと、目が痛む・充血する・見えにくい

次の照射の日まで待たなくてかまいません。治療を受けた院で肌の状態を診て、当てる量を減らしたり、落ち着くまで照射を休んだりします。

この施術の要点

保険適用(費用の目安)保険診療です。自己負担は、保険の負担割合によって変わります
保険が使える病気乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など、国が決めた病気に限られます
使う紫外線ナローバンドUVB(全身・半身にも、一部にも当てられます)、エキシマレーザー・エキシマライト(症状のある所だけに当てます)
通院の目安はじめは週1〜2回。落ち着いたら間隔をあけ、数か月ごとに続けるかを見直します
受けられない方皮膚がんにかかったことがある方、皮膚がんになりやすい方(色素性乾皮症の方、放射線治療を受けたことがある方など)、光に強く反応する体質(光線過敏症や、全身性エリテマトーデスなど日光で悪くなる膠原病)の方
診察でお伝えください妊娠中の方、使っている薬(飲み薬・注射・塗り薬・貼り薬)がある方、心臓ペースメーカーや植込み型除細動器など、体に植え込む電子機器を使っている方(機器によっては照射できません)、白内障のある方、天疱瘡・類天疱瘡などの病気がある方、日光や紫外線療法で症状が悪くなったことがある方、ケロイドができやすい方

診察・治療の流れ

01

診察

病気と症状の広さを診て、紫外線療法が合うかを決めます。皮膚がんにかかったことがあるかも、うかがいます。
02

照射

保護めがねをかけ、照射しないところは布などで覆います。立ったまま全身や半身に当てるか、症状のある所に機器を近づけて当てます。
03

次の照射の前に

前回のあとに赤みやヒリヒリ感が出なかったかをうかがい、その日に当てる量を決めます。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 照射したところに、日焼けのような赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。
  • 水ぶくれややけどになることがあります(エキシマで起こりやすく、当てる量が多いと強く出ます)。あとが残ったり(瘢痕)、ケロイドになったりすることもあります。
  • 照射したところが黒ずんだり(色素沈着)、しみが出たりすることがあります。
  • 当てる量を増やしたときなどに、乾癬の発疹がかえって増えることがあります。
  • 紫外線が目に入ると、目の痛みや炎症(角膜炎・結膜炎)を起こし、視力が落ちたり失明したりするおそれがあります。照射中は保護めがねを外さないでください。
  • 当てた回数が増えるほど、しわなどの皮膚の老化や、皮膚がんのおそれが高まります。
  • 長く続けているあいだは、照射したところも含めて、新しいしみやできものが出ていないかを診察で確かめます。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。