診療案内

尋常性白斑

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

尋常性白斑

尋常性白斑は、皮膚の色をつくる細胞(メラノサイト)が減って、皮膚の一部が白く抜ける病気です。顔や手など人目につく場所に出ると、見た目の悩みにもつながります。当院では、白い部分の広がり方や進み具合を診て、保険診療で治療しています。治療の中心は、塗り薬と、紫外線療法(光線療法)です。

こんな症状の方へ

  • 皮膚の一部が、白く色が抜けてきた
  • 白い部分が、少しずつ増えたり広がったりしている
  • 白い部分に生えている毛も、白くなっている

白い斑点をすべて白斑と決めつけません

湿疹が治ったあとや、皮膚の感染症などでも、色が薄く見えることがあります。いつから、どこに、どのくらいの速さで広がったかをうかがい、必要な診察・検査で区別します。広がった様子が分かる写真があれば、見せてください。

尋常性白斑は、自分の免疫が、色をつくる細胞を傷つけて起こると考えられています。甲状腺の病気を合併することがあるため、持病や、ほかの皮膚の変化もお知らせください。

広がりを抑え、色が戻るかを見ます

治療では、新しい白斑や広がりを抑えることと、色を戻すことを考えます。塗り薬の種類や紫外線の当て方は、年齢や部位、広がっている時期かどうかのほか、院によっても変わります。

範囲が狭いときは、ステロイドの塗り薬から始めます。皮膚が薄くなるなどの副作用を防ぐため、塗る期間や休み方を決めて使います。数か月塗っても色が戻らないときは、紫外線療法を考えます。

紫外線療法では、広い範囲にはナローバンドUVBを、狭い範囲には白い部分だけをねらって照射できるエキシマを使います。週1〜2回通っていただき、反応を見ながら、照射の強さや使う機器を見直します。

紫外線療法は、機器のある安城本院と札幌院で行っています。広い範囲に照射できるナローバンドUVBの機器は、安城本院にあります。

効果の判断には時間がかかります

色は、戻る場合も少しずつのため、数回の通院では、効果を判断できません。ナローバンドUVBに反応するときは、15〜20回ほど照射したころから、毛穴のところに点々と色が戻り始めることが多いとされています。

毎回、色の戻り方と副作用を確かめます。顔と指先など部位によって反応が違い、色がほとんど戻らない部分が残ることもあります。いったん色が戻っても、同じところがまた白くなることがあります。

日焼けと摩擦を避けましょう

白い部分は日焼けしやすく、周りの皮膚が日焼けすると差も目立つため、日焼け止めを使ってください。こすれや小さな傷がきっかけで、新しい白斑が出ることもあるので、肌を強くこすらないようにしてください。見た目が気になるときは、カバーメイクで目立たなくする方法もあります。

こんなときは、早めに受診してください

  • 白い部分が、短いあいだに次々と増えている
  • こすれたところや傷のあとに、新しく白い部分が出てきた
  • 子どもの肌に、白い部分が出てきた

広がっている時期は、まず広がりを抑える治療を考えます。お子さまも、様子を見るだけにせず、早めに治療を始めることが勧められています。

この施術の要点

保険適用(費用の目安)保険診療です(診察・検査・ステロイドの塗り薬・紫外線療法)。自己負担は、保険の負担割合によります
主な症状皮膚の一部が白く抜ける。白い部分の毛が白くなることもあります
主な治療ステロイドの塗り薬、紫外線療法(ナローバンドUVB・エキシマ)
通院の目安紫外線療法は週1〜2回
受診の目安白い部分が短いあいだに増えている、こすれや傷のあとに新しく出てきた、子どもに出てきた
紫外線療法を受けられない方皮膚がんにかかったことがある方、日光に強く反応する体質(光線過敏症)の方など
診察でお伝えください妊娠中・授乳中の方、使っている薬(飲み薬・塗り薬・貼り薬)がある方、持病のある方、心臓ペースメーカーや植込み型除細動器など、体に植え込む電子機器を使っている方(紫外線療法は、機器によっては受けられません)
受診できる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院(紫外線療法は安城本院・札幌院)

診察・治療の流れ

01

問診

白い部分に気づいた時期、これまでの治療、持病やご家族の病気をうかがいます。
02

診察・検査

白斑の型と範囲、広がっている時期かを診ます。
03

治療

塗り薬の塗り方と使う期間をお伝えします。紫外線療法は、目を守るめがねを着けて照射します。
04

再診

色の戻り方と副作用を診て、塗り薬や照射の量を調整します。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • ステロイドの塗り薬を長く使うと、皮膚が薄くなる、細い血管が浮き出るといった副作用が出ることがあります。まぶたに塗る場合は、緑内障に注意が必要です。
  • 紫外線療法では、日焼けのような赤み、ヒリヒリ感、水ぶくれが出ることがあります。周りの皮膚が日焼けして、白い部分との差が目立つこともあります。
  • 紫外線療法のあと、色が残っているところに、しみ(色素斑)が出ることがあります。
  • 紫外線療法を長く続ける場合は、皮膚がんを含む長い期間の影響にも気をつけます。ナローバンドUVBやエキシマの照射で、皮膚がんが増えるおそれは低いとされています。ただ、累計の照射が200回を超えると、日光角化症(紫外線で起こる、皮膚がんの前段階とされる病変)が増えるという報告があります。再発して照射し直す分も含めて、200回までが目安です。
  • 照射したところが強く赤くなったり、水ぶくれができたりしたときは、次の照射を待たずに、治療を受けた院へご連絡ください。薬ごとの注意は、処方のときにご説明します。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。