爪周囲炎と肉芽腫の治し方|ステロイド併用療法の効果と症例
これは爪の横に細菌が入って炎症をおこしている爪周囲炎と言います。このケースではさらに炎症による肉芽腫も発生しています。爪周囲炎と肉芽腫の治し方意外とこの状態を治すのはコツが要るのですが
記事を読む巻き爪は、爪の端が内側に強く巻き込んだ状態、陥入爪(かんにゅうそう)は、爪の端が皮膚に食い込み、炎症を起こした状態です。足の爪の痛みは、何科の病院に行けばよいか迷いやすいものですが、皮膚科や形成外科で治療できます。当院では、痛みや化膿の有無を診て、保険診療の処置・手術と、爪の形を整える矯正(保険適用外)を使い分けます。
診察では、爪の巻き方だけでなく、皮膚への食い込み、傷や化膿、赤く盛り上がった肉(肉芽)があるかを確かめます。爪が厚く濁っているときは、爪の水虫(爪白癬)がないかも、爪の一部を採取し顕微鏡で調べます。
陥入爪は足の親指に多く、深爪や、合わない靴・締めつけの強い靴下による圧迫で起こりやすくなります。巻き爪や爪の水虫が、きっかけになることもあります。巻き爪そのものは、痛みがなく、ふだんの生活に困っていなければ、必ずしも治療が要るわけではありません。
赤く腫れて膿が出ているときは、まず抗生剤の飲み薬や塗り薬で、炎症を抑えます。食い込んでいる爪の端は、処置で取り除くこともあります。
食い込みと炎症をくり返すときは、手術を考えます。当院で行うフェノール法では、食い込む側の爪の端を取り除きます。そのうえで、そこから爪が生えてこないように、爪をつくる組織を薬で処理します。保険診療の日帰りの手術です。患部の指の付け根に局所麻酔をして行い、終了後は歩行できます。完全に治るまでに数週間かかります。
一方、巻き爪マイスターやワイヤーは、巻いた爪を広げて形を整える矯正治療です。巻き爪マイスターは、爪の両側にフックを掛け、ばねの力で爪の巻きを少しずつ広げます。ワイヤーは、爪に取り付けた弾力のあるワイヤーの力で、爪を平らに近づけます。爪の状態によっては、局所麻酔をしてから取り付けます。
矯正治療は、保険が使えない治療です。矯正で爪の巻きが広がるのは、器具を付けていた部分の爪だけです。器具を外したあと、新しく伸びてくる爪は、また巻いてくることが少なくありません。爪の厚さや長さ、巻き方、皮膚の状態によって使える方法が違うので、どれにするかは診察で相談しながら決めます。
手術や、麻酔が必要な処置では、指に局所麻酔の注射をします。注射のときと、麻酔が切れたあとに痛むことがあります。巻き爪マイスターは、爪の端が短いと付けるときに痛みやすいため、爪が伸びてから付けることもあります。
処置のあとは、傷の洗い方や保護のしかた、靴の選び方をご説明します。赤みや痛み、腫れが強くなる、膿や熱が出る、出血が止まらない、器具が外れたり壊れたりしたときは、次の予約を待たずにご連絡ください。
爪の角を深く切り込むと、伸びるときに、また皮膚へ食い込むことがあります。爪の先の白い部分は不潔なものではないので、切りすぎないようにしてください。
爪は、指先と同じくらいの長さでまっすぐに切り、角だけを少し丸めます(スクエアオフ)。靴は、つま先が圧迫されすぎないものを選んでください。
食い込んだ爪を、自分で深く切らないでください。爪のまわりの赤みや腫れが強くなってきた、膿が出てきた、ずきずき痛んで歩きにくいといったときは、早めに受診してください。熱がでてきたときや、悪寒がするときも早めに受診してください。
糖尿病がある方や、足の血流が悪くなる病気がある方は、傷が治りにくく、足のトラブルが重くなりやすいため、食い込みや赤みがあれば早めに受診し、処置の前に必ずお知らせください。
| 保険適用(費用の目安) | 診察、炎症の治療、食い込んだ爪を取り除く処置・手術は保険診療です。自己負担の割合は、年齢や加入している保険によって異なります。爪の矯正は保険適用外です |
|---|---|
| 主な症状 | 爪の横の痛み・赤み・腫れ、膿、赤く盛り上がった肉(肉芽)、爪の巻き込み |
| 主な治療 | 抗生剤の飲み薬・塗り薬、食い込んだ爪を取り除く処置、陥入爪の手術(フェノール法)、爪の矯正(巻き爪マイスター・ワイヤー) |
| 通院の目安 | 手術は日帰りで、傷の治り具合を再診で確かめます。矯正は、爪が伸びるまで器具を付けたまま通院します |
| 受診の目安 | 爪のまわりの赤み・腫れ・膿、歩くときや靴を履いたときの痛み、自分で切れないほどの爪の巻き込み |
| 巻き爪マイスターを使えない方 | 爪のまわりに傷や強い炎症がある方(先に傷や炎症を治療します)、爪がもろくなっている方、器具の金属にアレルギーがある方 |
| 診察でお伝えください | 糖尿病や、足の血流が悪くなる病気がある方、心臓の病気や高血圧などの持病がある方、飲んでいる薬がある方(血液をさらさらにする薬など)、麻酔でアレルギーが出たことがある方 |
| 受診できる院 | 安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院(手術と爪の矯正は安城本院) |
施術の特徴や経過を、院長ブログでご覧いただけます。
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