診療案内

帯状疱疹

対応状況
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帯状疱疹

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、体の片側に、ピリピリした痛みと、赤い発疹や水ぶくれが帯のように出る病気です。発疹より先に痛みが出ることが多く、何の痛みか分からずに不安になる方もいます。当院では、保険診療で、ウイルスを抑える飲み薬と痛みの治療を行います。

こんな症状の方へ

  • 体の片側だけに、ピリピリした痛みやかゆみがある
  • 痛むところに、赤いぶつぶつや水ぶくれが出てきた
  • 湿疹や虫刺されと思って塗り薬を塗ったが、広がってきた
  • 発疹は治ったのに、痛みが続いている

帯状疱疹が起こるしくみ

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こります。水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは神経の根元に潜んでいます。年齢や疲れ、病気などで抵抗力が落ちると、ウイルスが再び活動を始め、神経の通り道に沿って発疹が出ます。

発疹は胸や背中に多く、顔では、おでこや目のまわりによく出ます。50歳を過ぎるとかかる人が増えますが、若い方もかかります。

発疹の並び方を診て、似た病気と見分けます

診察では、発疹が体の片側に、神経に沿って並んでいるかを診て、虫刺されやかぶれ、単純ヘルペスなどと見分けます。痛みだけで発疹が出ていないうちは、帯状疱疹かどうかを決められないことがあります。

湿疹と思ってステロイドの塗り薬を塗ってしまったときは、発疹にはそれ以上使わずに、早めに受診してください。ステロイドの塗り薬は、湿疹などによく使う薬です。ただ、ウイルスによる皮膚の感染を悪くするおそれがあるため、帯状疱疹の発疹には使いません。

飲み薬は、発疹が出たら早めに始めます

治療の中心は、ウイルスが増えるのを抑える飲み薬(抗ウイルス薬)で、ふつうは7日間飲みます。発疹が出てから早く始めるほど効きやすく、3日(72時間)以内に始めるのが最も適しています。日にちがたっていても、痛みや発疹の治療はできます。

効き目が出るまで数日かかり、飲み始めてからも新しい発疹が出ることがあります。痛みには痛み止めを使い、焼けるような痛みやしびれには、神経の痛みに使う飲み薬を組み合わせることもあります。

水ぶくれやただれたところは塗り薬で保護し、かさぶたになるまでガーゼなどで覆います。無理をすると重くなることがあるので、体を休めてください。入院が必要なほど重いときは、点滴の治療ができる病院をご紹介します。

治るまでの経過

発疹は、出てから1週間ほど増え、2週間ほどでかさぶたになり、3週間ほどで治っていきます。皮膚が治ったあとも、痛みが3か月以上続くことがあり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれます。

帯状疱疹後神経痛は、60歳以上の方や、はじめの痛みが強かった方に起こりやすくなります。痛みが残るときは、受診してください。

急いで受診してほしいとき

次のようなときは、目や耳の合併症や重症のおそれがあるため、治療中でも急いで受診してください。

  • おでこやまぶた、鼻すじや鼻の先、小鼻に発疹が出た、目が赤い・見えにくい
  • 耳のまわりに発疹が出た、顔が動かしにくい、耳鳴りや聞こえにくさ、めまいがある
  • 発疹が全身に散らばってきた、高い熱や強い頭痛、吐き気がある
  • おしりや陰部に発疹が出て、おしっこが出にくい

この施術の要点

費用の目安保険診療(自己負担は、保険の負担割合によります)
主な症状体の片側のピリピリした痛みと、神経に沿って帯のように出る赤い発疹・水ぶくれ
主な治療ウイルスが増えるのを抑える飲み薬(ふつう7日間)と、痛み止めの飲み薬。水ぶくれやただれは、塗り薬で保護します
経過の目安発疹は2週間ほどでかさぶたになり、3週間ほどで治っていきます
受診の目安発疹に気づいたら早めに(飲み薬は、発疹が出てから3日以内に始めるのが最も適しています)。おでこや目のまわり、鼻、耳のまわりに出たときは急いで
受診できる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院

診察・治療の流れ

01

問診・診察

いつから痛むか、使った塗り薬や飲んでいる薬をうかがい、発疹を診ます。見分けにくいときは、水ぶくれの中身でウイルスを調べます。お薬手帳をお持ちください。
02

治療

腎臓の働きや年齢に合わせて飲み薬を選び、痛み止めも出します。塗り薬の塗り方と発疹の覆い方もお伝えします。
03

再診

発疹と痛みの変わり方を診て、薬を続けるかどうかを決めます。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 帯状疱疹では、皮膚が治ったあとも痛みが続く帯状疱疹後神経痛や、目や耳の合併症、顔の神経のまひが起こることがあります。
  • 帯状疱疹の水ぶくれがやぶれたところに細菌が入って化膿したり、跡が残ったりすることがあります。
  • ウイルスが増えるのを抑える飲み薬で、頭痛や吐き気、下痢、発疹などが出ることがあります。種類によっては、腎臓の働きが弱い方や高齢の方で、意識がぼんやりする、つじつまの合わないことを言うなどの症状や、腎臓の障害が出ることがあります。飲んでいる間は、水分を十分にとってください。
  • 痛み止めの飲み薬で、吐き気や胃の不快感、食欲の低下、発疹などが出ることがあります。まれに、肝臓や腎臓の障害が起こることがあります。
  • 神経の痛みに使う飲み薬で、眠気やめまい、ふらつきが出ることがあります。飲んでいる間は、車の運転をしないでください。急にやめると体調をくずすことがあるため、やめるときは医師の指示に従ってください。
  • ウイルスが増えるのを抑える飲み薬を飲んでいて、意識がぼんやりするなどの症状が出たときは、車の運転をせず、すぐに処方を受けた院へご連絡ください。ほかに飲んでいる薬(市販の痛み止めや風邪薬を含む)がある方、腎臓の病気のある方、妊娠中・授乳中の方は、診察のときにお知らせください。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。