ピコレーザーを用いたタトゥー除去
ピコレーザーの正しい使い方。ピコレーザーはシミ取りに有用ですが、もっと有用なのは入れ墨除去。タトゥーもピコレーザーにかかれば効率よく除去が可能です。写真は1回処置の結果🌸通常タトゥー除
記事を読む刺青・タトゥー・アートメイクの除去には、レーザーで色を薄くする方法と、皮膚を切除する方法があります。薄くなるまでの回数は、インクの色や量によって大きく変わります。診察で柄や色、範囲を見て、方法と回数の目安をお話しします。
当院では、2種類のピコレーザーで除去を行っています。ピコレーザーは、光をごく短い時間だけ当てて、皮膚の中のインクを細かく砕きます。砕けたインクは、体の免疫の働きで少しずつ取り除かれ、色が薄くなっていきます。

インクの色によってレーザーへの反応が違うため、どちら機種で照射するかは、色を見て決めます。緑や水色は、黒に比べて薄くなりにくい色です。色の多いタトゥーは、すべての色が同じように薄くなるとは限りません。
皮膚が回復する期間をあけて、通常は2か月ほどの間隔で照射します。薄めのタトゥーで6回前後、濃いものや色の多いものは10回以上が目安です。入っているインクの量が多いものほど、回数がかかる傾向があります。照射を重ねても、色が完全には消えないことがあります。
眉やアイラインのアートメイクも除去しています。白や肌色、茶色などの色素は、レーザーで黒っぽく変わり、取れにくくなることがあります。入れた時期や使った色が分かれば、診察でお伝えください。
顔の刺青やアートメイクは、レーザーで除去したときの効果と安全性が、まだ十分に確かめられていません。肌の反応を見ながら慎重に照射します。まぶたのきわに照射するときは、麻酔の目薬をさしてから目を守るシールドを入れ、注射の麻酔も使います。
範囲が小さい刺青は、皮膚ごと切り取って縫い合わせる切除を選ぶこともできます。切除できるのは、縫い縮められる大きさのものに限られます。色のある皮膚を取れる一方で、縫った線に沿って傷あとが残ります。レーザーの回数が多くなりそうなときは、切除もご提案します。どちらにするかは、治療のあとに残るものも含めてご説明したうえで決めます。
照射のときは、輪ゴムではじかれるような痛みがあります。痛みが強いため、麻酔を使います。塗る麻酔か、局所麻酔の注射を、範囲や部位に合わせて選びます。照射したところは白っぽくなり、にじむ程度の出血があることもあります。水ぶくれやかさぶたができることがあり、傷は2〜3週間ほどで治ります。
傷が治ったあとは、1か月ごろをピークに茶色っぽい色素沈着が出ることがあり、半年〜1年かけて薄くなっていきます。インクの色が抜けたあとも、照射したところには白っぽい傷あとが残る場合があります。
照射後の数日は、塗り薬を塗ってガーゼで保護してください。10日ほどは、汗をかくような激しい運動と、照射したところのメイクを控えてください。
| 診療区分 | 自由診療(保険適用外) |
|---|---|
| 治療の方法 | ピコレーザーの照射。範囲が小さい刺青は、切除を選ぶこともできます |
| 使用する機器 | ピコウェイ・ピコシュア等(インクの色で使い分けます) |
| 回数・間隔の目安 | 通常2か月ほどの間隔。薄めのもので6回前後、濃いものや色の多いものは10回以上 |
| 痛み・麻酔 | ゴムで弾かれるような強い痛みがあります。塗る麻酔、注射の局所麻酔を使用します。 |
| 受けられない方 | 照射する部分に皮膚がん・傷・感染・ヘルペスがある方、光線過敏症の方。日焼けしているときは、肌の色が戻るまで照射しません |
| 診察でお伝えください | 妊娠中・授乳中の方、ケロイドができやすい方、血液をさらさらにする薬や光に過敏になる薬を飲んでいる方、ニキビの飲み薬(イソトレチノイン)を飲んでいる方や、この6か月以内に飲んでいた方、持病のある方や、ほかに飲んでいる薬がある方。光に過敏になる薬を飲んでいると、インクの色によっては照射できないことがあります |
| 受けられる院 | 安城本院 |
施術の特徴や経過を、院長ブログでご覧いただけます。
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