診療案内

水光注射(AGA・薄毛治療)

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

水光注射(AGA・薄毛治療)

薄毛治療の水光注射は、細い針が並んだ機器で、ミノキシジルなどを含む薬剤を頭皮に少しずつ注入する施術です。まず薄毛の種類を診察し、使う薬剤と、飲み薬・塗り薬による治療との違いをご説明します。機器も薬剤も国内では承認されていないため、下の「国内で承認されていない機器と薬剤について」もあわせてご覧ください。

こんなお悩みに

  • 生え際や分け目の髪が薄くなってきた
  • 飲み薬や塗り薬のほかに、どんな治療があるか知りたい
  • 頭皮に注射する治療の痛みや副作用が気になる

薄毛の種類を先に確認します

AGA(男性型脱毛症)、女性のびまん性脱毛、円形脱毛症などは、原因も治療も異なります。診察では、髪が減ってきた場所と経過、頭皮に炎症がないかを診て、飲んでいる薬や体調もうかがいます。そのうえで、この治療が合うかどうかをお伝えします。

使う機器と薬剤

水光注射には、HYCOOX(ハイコックス)という機器を使います。先端に細い針が並んでいて、頭皮に針を刺して薬剤を入れていきます。薬剤は、ミノキシジルを含む製剤(MINOX)等を使います。注射する範囲は、生え際と分け目、そこに後頭部か頭頂部を加えた範囲、頭全体の3つから選びます。

頭皮の水光注射に関する画像

塗り薬のミノキシジルとは別の治療です

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、AGAの治療として、飲み薬と塗り薬が強く勧められています。飲み薬は男性のフィナステリドとデュタステリド、塗り薬はミノキシジルです。ミノキシジルを注射で頭皮に入れる方法は、ガイドラインでは評価されていません。塗り薬で認められている効果や承認が、そのまま注射に当てはまるわけではありません。

この治療を始めるために、処方されている飲み薬や塗り薬を自己判断でやめないでください。市販の塗り薬や、ご自身で取り寄せた薬を使っている方も、診察でお伝えください。水光注射を今の治療に組み合わせるかどうかは、一緒に決めます。

回数と間隔の目安

1〜2か月に1回の間隔で、5回を1つの区切りの目安にしています。治療を始めてしばらく、抜け毛が増えることがよくあります(初期脱毛)。

ただ、抜け毛が増えても、よくなる前の反応とは限りません。抜け毛の量や続いている期間、頭皮の様子を診て、治療を続けるか、休むかを決めます。つらい症状があるときは、我慢して続けずにお知らせください。

痛みと、治療のあと

複数の細い針を刺すため、痛みがあります。安城本院・新宿南口・大阪院では、痛みが心配な方に、注射の麻酔(ブロック麻酔)を追加できます(麻酔代は別)。治療のあとは、赤みや腫れが1〜3日ほど、内出血が数日〜1週間ほど残ることがあります。針のあとに、小さな点のような出血が出ることもあります。

ミノキシジルは、もとは血圧を下げる薬として開発された成分です。頭皮に入れる治療でも、めまいや動悸、むくみなど、全身の副作用が出る可能性があります。心臓や腎臓の病気、血圧の病気がある方は、診察でお伝えください。

この施術の要点

診療区分自由診療(保険適用外)
対象AGA(男性型脱毛症)などの薄毛。男性も女性も受けられます
使う機器HYCOOX(ハイコックス)。頭皮に9本の細い針で注入します(国内未承認の医療機器)
使う薬剤ミノキシジルを含む製剤(MINOX)とRECLOCK MPFを合わせたもの(どちらも国内未承認)
回数・間隔の目安1〜2か月に1回。5回を1つの区切りにしています
痛み・麻酔針を刺す痛みがあります。注射の麻酔(ブロック麻酔)を追加できる院もあります(麻酔代は別)
ダウンタイム赤み・腫れは1〜3日ほど、内出血は数日〜1週間ほど
受けられない方妊娠中・授乳中の方、ミノキシジル(塗り薬を含む)でかぶれやアレルギーが出たことのある方、注射する部分に傷や湿疹、炎症、感染がある方
診察でお伝えください65歳以上の方、心臓や腎臓の病気、高血圧・低血圧、むくみがある方、甲状腺の病気がある方、そのほかの持病がある方、血液をさらさらにする薬を飲んでいる方(自己判断でやめないでください)、薬や麻酔でアレルギーが出たことのある方、AGAの飲み薬や塗り薬を使っている方
受けられる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院

診察・治療の流れ

01

診察

医師が、髪が減ってきた場所と経過、頭皮の状態を診て、持病や飲んでいる薬もうかがいます。注射する範囲を決め、機器と薬剤が国内で承認されていないこと、副作用、費用をご説明します。
02

注射

必要に応じて麻酔をしてから、HYCOOXで、決めた範囲に薬剤を注入していきます。
03

注射のあと

出血や腫れの様子を確かめ、すぐに連絡が必要な症状をお伝えします。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 針を刺すときの痛み、出血、赤み、腫れがあります。赤みや腫れは、1〜3日ほど続くことがあります。
  • 内出血や、針のあとの小さな点のような出血が、数日〜1週間ほど残ることがあります。
  • 治療を始めてしばらく、抜け毛が増えることがよくあります(初期脱毛)。
  • ミノキシジルが体に回ると、血圧が下がり、ふらつきや気が遠くなる感じが出ることがあります。頭痛、めまい、胸の痛み、動悸、息切れ、手足のむくみ、急な体重の増加、頭皮のかゆみやかぶれなどが出ることもあります。
  • 感染、アレルギー反応、しこりが起こることがあります。皮膚に薬液を注入する治療では、治るまでに時間がかかる菌による感染も報告されています。
  • 感染や強い炎症のあとに傷あと(瘢痕)が残ると、その部分の髪が生えにくくなることがあります。頭皮に薬液を注入する治療では、注射したところの髪がかえって抜けた例も報告されています。
  • MINOXとRECLOCK MPFを合わせた薬剤を頭皮に注射する方法は、効果や安全性を確かめた情報が限られています。国内で承認されていない機器と薬剤のため、まだ分かっていない副作用が起こる可能性があります。
  • 変化の出方には個人差があり、期待した変化が得られないこともあります。
  • 息苦しさや胸の痛みがあるときは、すぐに救急を受診してください。強い動悸やめまい、急なむくみがあるとき、注射したところの強い痛みや腫れ、赤みの広がり、熱っぽさがあるときは、次の予約を待たずに、治療を受けた院へご連絡ください。注射したところだけ髪が抜けてきたときや、しばらくたってから注射したところにしこりや膿が出たときも、ご連絡ください。

FAQ

国内で承認されていない機器と薬剤について

■ ハイコックス(HYCOOX)

未承認であること:ハイコックスは、国内で承認されていない医療機器です。

入手経路:当院の医師の判断のもと、個人輸入しています。個人輸入については、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご覧ください。

国内の承認品:頭皮に9本の針で薬液を注入する同じ方式の機器で、国内で承認されたものはありません。

海外での状況:米国などで承認は確認できず、重いリスクが十分に分かっていない可能性があります。

救済制度:医療機器による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。

■ MINOX・RECLOCK MPF

未承認であること:頭皮に注入するMINOX・RECLOCK MPF(ミノキシジルを含む製剤)は、国内で承認されていない医薬品です。

入手経路:当院の医師の判断のもと、個人輸入しています。

国内の承認品:ミノキシジルの注射薬は、国内で承認されていません。ミノキシジルの外用薬には、リアップX5(5%)などの市販薬があります。

海外での状況:米国やカナダでも、ミノキシジルの注射薬は承認されていません。重いリスクが十分に分かっていない可能性があります。

救済制度:万一重い副作用が起きた場合も、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。