ピアスの穴あけ
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ピアスの穴あけ
ピアスの穴あけは、耳たぶなどに小さな穴をあけ、その穴が落ち着くまでファーストピアスをつけておく施術です。希望する位置だけでなく、耳の厚さや左右の形、皮膚の状態も確認してから、あける位置を決めます。穴をあけた後に安定するまでのケアも、施術の一部です。
こんなお悩みに
- 初めてのピアスは、皮膚科であけたい
- 金属でかぶれたことがあり、あけてよいか迷っている
- 左右の位置や、今ある穴との間隔が気になる
あける前に確かめること
すでにあいている穴がある方は、新しくあける穴との間隔も見ます。前にあけてふさがった穴のあとは、しこりになっていることがあるため、その場所も確かめます。ケロイドは、青年期や妊娠中にできやすくなると報告されています。ケロイドができたことがある方や、妊娠中の方は、診察のときにお伝えください。血液をサラサラにする薬を飲んでいる方も、事前にお知らせください。
18歳未満の方へ
18歳未満の方は、保護者(親権者)の方の同意書が必要です。同意書を印刷し、保護者の方に記入・署名していただいてから、当日お持ちください。年齢が確認できるもの(資格確認書・マイナンバーカード・学生証など)もお持ちください。
ファーストピアスの素材
ファーストピアスは、穴が落ち着くまでつけておく最初のピアスです。当院では、金属アレルギーが起きにくいチタン製のファーストピアスを使います。ただし、アレルギーが起きないわけではありません。ピアスがきっかけで、ニッケルなどの金属アレルギーになることもあります。金属でかぶれたことがある方は、施術の前にご相談ください。
耳たぶ以外にあけたい方へ
耳の軟骨にもあけられます。希望する部位と数を、予約のときにお伝えください。ただし、耳の軟骨の部分は、耳たぶよりもケロイドができやすいと報告されています。学会の診療ガイドラインでは、ケロイドを防ぐため、軟骨の部分のピアスは避けた方がよいとされています。また、軟骨は血の流れが少ないため、化膿すると炎症が長引きやすく、耳の形が変わることもあります。
穴が落ち着くまでの過ごし方
穴が安定するまで、少なくとも2か月かかります。耳の軟骨は、耳たぶよりも長くかかります。その間は、ファーストピアスを外さずに過ごします。付け外しをくり返すと炎症が強まり、ケロイドのきっかけになることがあります。
1日1回、ピアスをつけたまま、泡立てた石けんでやさしく洗い、流水で流してください。消毒液は、かぶれることがあるため使わないでください。穴に触れる前には手を洗い、必要以上に触ったり引っ張ったりしないでください。
腫れや痛みが強くなったら
赤みが広がる、触ると熱い、膿が出る、体に熱が出るといったときは、化膿しているかもしれません。すぐに、施術を受けた院へご連絡ください。軟骨にあけた方や、体に熱が出ているときは、急いで受診してください。院が閉まっている時間は、ほかの医療機関にかかってください。
ピアスが皮膚に埋まりかけているときも、無理に押し出さずに受診してください。穴のまわりが硬く盛り上がってきたときは、ケロイドの始まりのことがあるため、早めにご相談ください。ケロイドの治療も、当院で行っています。
この施術の要点
| 診療区分 | 自由診療(保険適用外) |
|---|---|
| あける部位 | 耳たぶと耳の軟骨 |
| 施術の回数 | 穴をあける施術は1回です |
| ファーストピアス | 穴が安定するまで、少なくとも2か月は、夜も外さずにつけておきます。耳の軟骨は、耳たぶよりも長くかかります |
| 痛み | 麻酔は使いません。穴をあけるときに痛みがあります |
| 診察でお伝えください | 金属でかぶれたことがある方、ケロイドができたことがある方、妊娠中の方、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方、前にあけてふさがった穴のあとがある方 |
| 受けられる院 | 札幌院 |
診察・治療の流れ
診察
穴あけ
施術後の説明
副作用・リスク
- 痛み、出血、腫れが出ることがあります。
- 細菌が入って化膿することがあります。軟骨にあけた場合は炎症が長引きやすく、耳の形が変わることもあります。
- 金属アレルギーによるかぶれが出ることがあります。ピアスがきっかけで、金属アレルギーになることもあります。
- 穴のまわりに、しこりや、盛り上がった傷あと(ケロイド)ができることがあります。耳の軟骨の部分や、青年期・妊娠中は、できやすいと報告されています。
- あけた位置の左右差、穴がふさがる、ピアスが皮膚に埋まる(埋没)といったことが起こる場合があります。
- 強い痛みや腫れ、膿など、予想外の変化があるときは、すぐに施術を受けた院へご連絡ください。
FAQ
出典・参考資料(5件)
- 日本形成外科学会・日本創傷外科学会・日本頭蓋顎顔面外科学会 編「形成外科診療ガイドライン3 創傷疾患」(改訂第2版・金原出版・2021年)第Ⅲ編 ケロイド・肥厚性瘢痕診療ガイドライン 1章 CQ9(ざ瘡やピアス刺入後などにケロイドは予防できるか?)(2026年9月24日確認)
- 日本皮膚科学会接触皮膚炎診療ガイドライン改定委員会「接触皮膚炎診療ガイドライン2020」日本皮膚科学会雑誌 130巻4号 523〜567頁(2020年)(2026年9月24日確認)
- 大城由利恵・石山智子「小児のピアス穿孔による耳介軟骨膜炎の2例」創傷 17巻3号 102〜106頁(日本創傷外科学会・2026年)(2026年9月24日確認)
- 米国皮膚科学会(American Academy of Dermatology)「Caring for new piercings」(2023年9月18日更新・患者向けページ・英語)(2026年9月24日確認)
- 英国国民保健サービス(NHS)「Infected piercings」(2023年4月18日レビュー・患者向けページ・英語)(2026年9月24日確認)