レーザー後の色素沈着|シミが消えないなどレーザー打ち放題の落とし穴
「ピコレーザーを打った後のシミが消えない…」レーザー後の色素沈着という現象。当院では強いレーザー照射後には70%の方に色素沈着がおきますよ、と説明しておりますが、あまりちゃんと説明され
記事を読むQスイッチルビーレーザーは、皮膚の色素に反応するレーザーで、シミなどを部分的に治療する方法です。照射の前に、VISIAで撮影した画像と診察で、レーザーが適する種類のシミかどうかを確かめます。
ルビーレーザーの光は、シミの色のもとになるメラニンによく吸収されます。Qスイッチとは、この光を10億分の1秒単位のごく短い時間で出す仕組みのことです。当院では、シミの部分だけに当てるスポット照射を行います。メラニンを狙う光ですが、まわりの皮膚にも炎症が起こり、照射のあとに赤みや色の変化が出ます。
照射には、Q-Plus EVOというルビーレーザーを使います。
平らなシミと、盛り上がったできもの、皮膚の深い部分にあるあざは、区別が必要です。盛り上がったシミは、このレーザーでは取りにくいため、別の治療を考えます。形が変わる、出血する、急に大きくなるなどの変化がある場合は、見た目を整える照射よりも診断を優先します。
頬を中心に面のように広がる肝斑(かんぱん)は、このレーザーの刺激で濃くなるため、照射しません。20代ごろから頬骨のあたりに左右対称に出てくる小さなシミは、ADMというあざの一種のことがあります。ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、皮膚の深いところに色素があり、照射の間隔や回数が、ふつうのシミとは違います。
照射時は、輪ゴムではじかれるような痛みがあります。痛みが強いときは、塗る麻酔や麻酔テープを使うことができます。照射のあとは、赤みやヒリヒリ感が数時間〜数日続き、腫れることもあります。細い血管にレーザーが反応すると、内出血や血まめができることがありますが、1〜2週間ほどで引いていきます。
照射したところは、かさぶたになります。
かさぶたがはがれたあと、照射したところが茶色っぽくなる色素沈着が、よく起こります。1か月ごろがいちばん濃く、多くは半年〜1年ほどかけて薄くなります。濃さや薄くなるまでの期間には、個人差があります。早く薄くしたいからと、すぐに照射を重ねることはしません。次の照射は、色素沈着が落ち着いてから、シミが残っているかを診察で確かめて決めます。
ADMは、半年ほどの間隔で、3回ほど照射するのが目安です。色が残るときは、回数が増えることがあります。途中で、かさぶたと色素沈着が出ます。ADMの照射では、色素沈着だけでなく、肌の色が白く抜ける色素脱失も起こりやすいとされています。
照射の前の1か月は、強い日焼けを避けるようにお願いします。照射のあとも、日焼け止めなどで紫外線を防いでください。市販のシミ取り剤などを、自己判断で塗るのは控えてください。
かさぶたは、無理にはがさないでください。照射したところをこすったり、かさぶたをはがしたりすると、色素沈着や傷あとの原因になることがあります。
| 診療区分 | 自由診療(保険適用外) |
|---|---|
| 主な対象 | 平らで輪郭のはっきりしたシミ(老人性色素斑など)、ADM。肝斑があるところには照射しません |
| 使用する機器 | Q-Plus EVO(Qスイッチルビーレーザー) |
| 回数・間隔の目安 | ADMは、半年ほどの間隔で3回ほど。色が残るときは、回数が増えることがあります |
| 痛み・麻酔 | 輪ゴムではじかれるような痛みがあります。塗る麻酔や麻酔テープも使えます(麻酔代は別) |
| 照射後の経過 | 赤みやヒリヒリ感は数時間〜数日、内出血は1〜2週間ほどで引きます。かさぶたがはがれたあとに色素沈着がよく起こり、多くは半年〜1年ほどで薄くなります |
| 受けられない方 | 照射するところに皮膚がん・傷・感染・ヘルペスがある方、光線過敏症の方、光に過敏になる薬を使っている方。日焼けしているときは、肌の色が落ち着くまで照射しません |
| 診察でお伝えください | 妊娠中・授乳中の方、ケロイドができやすい方、ニキビの飲み薬(イソトレチノイン)を飲んでいる方や、やめてから6か月たっていない方、金の糸が入っている方や金を含む薬を使ったことがある方、血液をさらさらにする薬や免疫を抑える薬を使っている方、顔にヒアルロン酸などを注入したことがある方、金属のプレートなどが入っている方、てんかんのある方、薬や金属のアレルギーがある方、ほかに持病のある方。内容によっては、照射できないことがあります |
| 受けられる院 | 新宿南口・大阪院・札幌院 |
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