診療案内

TCAクロス

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

TCAクロス

TCAクロスは、高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)を、ニキビ跡や毛穴の凹みにピンポイントで塗る治療です。顔全体に薬を塗るピーリングとは違い、凹みの一つひとつに塗ります。使用するトリクロロ酢酸は国内で承認されていない医薬品のため、下の「国内で承認されていない医薬品について」もご覧ください。

こんなお悩みに

  • ニキビは治ったのに、小さく深い凹みが残っている
  • 鼻の毛穴の凹みが目立つ
  • 気になる凹みを、一つずつ治療したい

細く深い凹みへの治療

ニキビ跡には、細く深い凹み、幅のある凹み、なだらかに波打つ凹みなどがあります。当院では、細く深い凹みや小さな凹みのほか、凹んで目立つ鼻の毛穴に、TCAクロスを行っています。凹みの形と周りの皮膚を診察して、塗る場所を決めます。形や深さによっては、ほかの治療を選んだり、組み合わせたりします。

TCAクロスの仕組み

トリクロロ酢酸を、凹みのある部分に塗る方法です。塗った部分は、軽いやけどに近い状態になります。皮膚が治っていく過程でコラーゲンなどがつくられ、凹みが浅くなることをめざします。

かさぶたができる治療です

塗ったあとの数時間は、赤みや熱さ、ヒリヒリした痛みが出ます。塗った部分は一時的に白くなり、数日でかさぶたに変わります。かさぶたが取れるまでには、1〜2週間ほどかかります。そのあと、赤みや色素沈着が半年〜1年ほど残ることがあります。

洗顔と入浴は当日から、メイクは翌日からできます。人に会う予定などがあるときは、日取りを診察で相談して決めます。

1回で終わらないことが多い治療です

凹みの深さや皮膚の治り方によって治療経過には個人差があり、何回かくり返して行うことが多い治療です。塗った薬が周りに広がったり、反応が強く出すぎたりすると、傷あとが残ったり凹みが目立ったりすることがあるため、慎重に処置を行います。

日本皮膚科学会のガイドライン(2023年)では、ニキビ跡の凹みに推奨できる治療が、まだありません。トリクロロ酢酸を使う治療も、「行ってもよいが、推奨はしない」とされています。

TCAクロスによる治療前と治療後
TCAクロス(自由診療)で治療した方の、治療前と治療後です。主な副作用は、赤み・かさぶた・色素沈着などで、傷あとが残ることもあります。

施術前後のケア

施術の前後1週間は、ピーリングやワックス脱毛を控え、酸の入った製品も使わないでください。施術のあとは直射日光を避け、紫外線対策を続けてください。塗った部分が日焼けすると、色素沈着が出やすくなります。

この施術の要点

診療区分自由診療(保険適用外)
主な対象ニキビ跡の細く深い凹みや小さな凹み、凹んで目立つ鼻の毛穴
使用する薬高濃度のトリクロロ酢酸(国内未承認の医薬品)
回数何回かくり返して行うことが多い治療です。凹みの深さや数によって変わります
痛み・経過塗ったあと数時間は、赤みやヒリヒリした痛みが出ます。かさぶたは1〜2週間ほどで取れます
洗顔・メイク洗顔と入浴は当日から、メイクは翌日から
診察でお伝えください肝斑がある方、ニキビに炎症がある方、傷あとが盛り上がりやすい方
受けられる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院

診察・治療の流れ

01

洗顔・撮影

メイクを落として洗顔し、肌の状態を撮影します。
02

診察

凹みの形と深さを診て、塗る場所と数、費用をご説明します。
03

施術

凹みの底に、薬をピンポイントで塗っていきます。
04

施術後

肌の反応を確かめ、施術後の過ごし方をお伝えします。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 塗ったあとの数時間は、赤み、熱さ、ヒリヒリした痛みが出ます。
  • 薬が周りの皮膚に広がったり、反応が強く出すぎたりすると、傷あとが残ったり、凹みが広がって目立ったりすることがあります。
  • 塗った部分は一時的に白くなり、その後かさぶたになります。
  • 炎症後色素沈着が長く残ることがあります。
  • やけどや感染が起こったり、色が白く抜けたり(色素脱失)することがあります。白く抜けた色は、元に戻らないこともあります。
  • 凹みの深さや数によっては、期待した変化が得られないことがあります。
  • 強い痛みや腫れが続くとき、膿が出るときは、次の予約を待たずに、治療を受けた院へご連絡ください。

FAQ

国内で承認されていない医薬品について

未承認であること:TCAクロスで使う高濃度のトリクロロ酢酸は、国内で承認されていない医薬品です。

入手経路:当院の医師の判断のもと、個人輸入しています。個人輸入については、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご覧ください。

国内の承認品:同じ成分で、国内で承認された外用薬はありません。

海外での状況:米国などで承認は確認できず、重いリスクが十分に分かっていない可能性があります。

救済制度:万一重い副作用が起きた場合も、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。